先週で2018年の上期も終了しました。そこでこの上期の日本市場を振り返ってみると1月に24,000円台を回復した日経平均は3月下旬に20,000円近くまで下落しましたが、その後持ち直し22,300円台で6月末を迎えています。こうしたなか4日の投資のヒントでは上期に健闘しながらまだ上値余地のありそうな銘柄を取り上げましたが、今回は上期の株価は冴えなかったものの下期以降に挽回が期待される銘柄をリストアップしてみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

具体的には上期に株価が20%以上下落した銘柄で、目標株価コンセンサスが先週末の株価を30%以上上回る銘柄をTOPIX500採用銘柄のなかからピックアップしています。例えば上期に株価が29%近く下げたヤフー <4689> では目標株価コンセンサスが先週末の株価を41%余り上回るほか、上期に株価が25%近く下落した新日鉄住金 <5401> でも目標株価コンセンサスが先週末の株価を37%余り上回っています。

上期に株価が20%以上下落した銘柄で目標株価コンセンサスが株価を30%以上上回る主な銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
2018年も後半戦へ折り返し 7月相場は転機に
材料目白押しだが週末に米中追加関税発動を控えて動きにくい 米独立記念日あたりから様子見ムードで膠着感の強い展開に
小売の決算総括(金山)
米国:イールド・ギャップ(長短金利差)縮小が加速。それでも米銀セクターを選好
2018年6月米国雇用統計プレビュー