4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬に終わりましたが、上場企業の2018年3月期の経常利益は日本経済新聞の集計によると前期比で17%に近い大幅な増益となったようです。そしてこのように2018年3月期が好決算となるなか最高益を更新した銘柄も数多くみられました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そこで今回は営業利益が最高益を更新した銘柄のなかから前々期こそ最高益を逃したものの前期に2年ぶりの最高益更新となった銘柄をピックアップしてみました。例えば日本精工 <6471> では期初の会社予想こそ最高益に届かない見通しだったものの、中間決算で上方修正に踏み切ったことで最高益を更新する見通しに転じると、実績がさらにそれを上回って前期比で5割近い増益で着地したことで2年ぶりに最高益を更新しています。

2年ぶりに最高益を更新した主な3月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
追加関税発動(タリフ・オン)も出尽くし感から買い戻し 売られ過ぎの小売り株 押し目買いの好機
ホルムズ海峡封鎖とイラン警告 米中貿易戦争のかげで見過ごされやすい中東リスクにも配慮を
6日の米中追加関税発動‐マーケットへの影響は?
米国:イールド・ギャップ(長短金利差)縮小が加速。それでも米銀セクターを選好
2018年6月米国雇用統計プレビュー