楽園ハワイは、世界中の富裕層がこぞって投資物件を購入する場所でもある。過去30年の価格推移を見ると、一戸建てもコンドミニアムも4倍以上になっている。価格推移は安定しており、多くの資産価格が暴落した2008年のリーマンショックがどこに当たるのか、ぱっと見ただけでは検討がつかないほどだ。
限られた供給が需給を引き締めており、世界共通のリゾート地としての地位を高め続ける限り、さらなる資産価格の上昇が見込めるだろう。日本人富裕層にとっても、ハワイは世界で最も馴染みのある異国のひとつであり、米ドル建てで保有できるため、非常に魅力的な資産だ。
日本の富裕層にとって悩ましい問題は「どの業者から買うか?」
日本の富裕層にとって悩ましい問題は、言葉の壁や地理的な壁があるハワイ不動産をどうやって購入すれば良いかということだろう。不動産業界は「情報の非対称性」が大きな業界と言われている。ハワイといえど、海外不動産の購入となれば一抹の不安を覚えるかもしれない。
そのようななか、日本人富裕層に対して購入からアフターサービスまできめ細かにサポートしているのが「リスト サザビーズ インターナショナル リアルティ」だ。2016年度ハワイ州不動産仲介取り扱い5位の実績を持つ同社は、数ある不動産エージェントの中でも、日本のみならずハワイやアジア各国の富裕層から厚い信頼を集め、ハワイと深いつながりを持つエージェントである。
「サザビーズ」とは、1744年にロンドンで設立された歴史と権威のあるオークションハウスのことで、「叫び(ムンク作)」など世界の高級芸術品とコレクターを結びつけている。誰しも一度は耳にしたことがあるオークションハウスだろう。
その上質なサービスを提供する「サザビーズ」の不動産部門として1976年に「サザビーズ インターナショナル リアルティ®」が設立された。世界的なブランドならではの高級住宅や不動産物件を幅広く扱っており、日本では「リスト サザビーズ インターナショナル リアルティ」のサービス名で活動している。
ハワイ不動産に造詣が深い理由
なぜ「リスト サザビーズ インターナショナル リアルティ」はハワイ不動産に造詣が深いのだろうか。近年、同社は富裕層を対象としたハワイの老舗不動産エージェント数社と、エージェントや顧客を受け継ぐ形で、戦略的事業提携を進めてきた。そのため地元ハワイの富裕層とは深いつながりを持っており、彼らのネットワークを生かした購入や売却、滞在の際などに役立つ新鮮な情報をいち早く入手することが可能だ。
例えば評判の良いスクールゾーンに関する最新情報や、人気急上昇中のエリアなどがその例である。また、日本だけでなくローカル富裕層にもネットワークがあるということは、売却時のポテンシャルバイヤーの対象が地元富裕層にも広がるため、売却の際も心強い。
わずか29時間で全戸完売した理由
今となっては日本の大手不動産会社も取り扱うようになってきたが、リスト サザビーズ インターナショナル リアルティは日本でハワイ不動産を提供する先駆けとなってきた。
例えば2012年11月末に発表された、ハワイ史上最もクオリティの高いと言われるコンドミニアム『ワン・アラモアナ』。世界で最も成功しているショッピングセンターの一ひとつ「アラモアナセンター」に直結という最高の立地条件を誇る同物件は、米国の大手ディベロッパーであるハワード・ヒューズ等によって開発された。
平均販売価格は1部屋160万ドル(当時のレートで約1億3000万円)と高額だが、販売開始後わずか29時間で全戸完売という異例の人気を見せたから驚きだ。リスト サザビーズ インターナショナル リアルティが「日本での販売独占権」を得て販売していたため、嗅覚の鋭い日本人富裕層が殺到したというわけだ。
1米ドル80円前後という円高であったことに加え、物件価格も大きく上昇し、最初の購入者たちは大きな利益を得ただろう。このような新築プロジェクトの場合、どれだけ早くプロジェクトに参加できるかが勝負の分かれ目になる。ハワイの人気プロジェクトは価格の上昇幅が大きいため、早期の購入が有利なことが多いからだ。特に「着工前の販売」が狙い目という。
ハワイ不動産の購入を検討するならば外せない存在
同社は昨今に至るまで現地のディベロッパーと良好な関係を築いており、本当に価値ある物件を回してもらえる状況になっている。前述のハワード・ヒューズは、今後も継続して高級コンドミニアムを建設する予定だ。
もちろん同社にも「着工前のプロジェクト情報」が入ってくる。ハワイ不動産の購入を検討している日本人富裕層にとって、リスト サザビーズ インターナショナル リアルティは常に意識しておきたい存在だろう。