日経平均 22,147.75 円 △ 248.76 円
≪東証一部≫
売買高 13億4,259万株
売買代金 2兆3815億3900万円
値上り銘柄数 1,362 銘柄
値下り銘柄数 674 銘柄
騰落レシオ(25日) 75.77 % △ 2.41 %
為替 1ドル=113.34 円
市況概況
米国株はまちまちでしたが、昨日の大幅下落の反動もあって堅調な始まりとなりました。米国の中間選挙などを控えて買い手控え気分も強く、好調な決算を発表して買われるものも見られましたが、一方で手仕舞い売りも多く、堅調ながらも上値の重くなる場面もありました。ハイテク銘柄等も日経平均に採用されているものが売られ、採用されていないものが買われるという状況で、持高調整の売り買いが中心となって堅調な地合いが続きました。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場に入ると若干上げ幅を縮小しての始まりとなりました。ただ、その後も好調な決算を発表するものも見られたことや先物に仕掛け的な買いも入り上げ幅を拡大、日経平均は前場の高値を抜ける場面もありました。ただ、積極的に買い上がるというよりはあくまでも持高調整の売り買いが中心ということで大幅高水準での保ち合いとなり、最後は手仕舞い売りもあっていったん上げ幅縮小となったのですが、引けは買いが入り高値圏での引けとなりました。
小型銘柄も堅調なものが目立ちましたが、主力銘柄ほど買い戻しが入らないという感じで総じて冴えない展開となりました。東証マザーズ指数や二部株指数は堅調、日経ジャスダック平均は軟調となりました。先物は散発的にまとまった買いも見られましたが、追随する動きも限られ、指数を大きく動かすということもありませんでした。目先の小掬い商いが中心、持高調整の売り買いが中心となっていたものと思います。
米国の中間選挙で何があるかわからないというような印象で持高調整が中心となりました。比較的高い水準にあることから、米中間選挙の結果がどうあれ、結果が判明したところから買い戻しが入るというよりは手仕舞い売りが出るということになるのではないかと思います。とりあえずは目先の需給でここからの相場が動きそうです。
●テクニカル分析
日経平均
大きな陽線の中での動きで「三法」の形です。上に抜けるか下に抜けるかで方向が変わる状況には変わりありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。