マンハッタンを颯爽と行く一流のビジネスマンたち。彼らは自分の時間の使い方から資産の運用方法まで、自らの手でコントロールすることを重視しています。忙しい彼らを支えるライフスタイルと資産運用術とは、一体どのようなものなのでしょうか。今日からお手本にできる、ニューヨークの一流ビジネスマンたちの日常と思考を見てみましょう。
自分の時間の使い方は自分で決める!一流ビジネスマンの1日
ニューヨークの一流のビジネスマンたちは、猛烈に忙しいエグゼクティブほど時間の使い方が上手です。彼らの1日は朝早くから始まります。早朝はジムやジョギングで汗を流して体調を整え、朝食をとりながら世界ニュースや経済紙に目を通してその日1日に備えます。仕事は退社時刻までにまとめるのが基本です。パーティーなどがない限りは付き合いで飲みに行くことも少なく、夜は家族との時間をゆっくりと楽しむ人が多いようです。
週末は一流ビジネスマンの顔からパパの顔になり、子どものスポーツ大会の応援に行ったり、友人たちと家族ぐるみでバーベキューを楽しんだりする人も多いといえます。また、子どもの長期休暇のたびに旅行へ出かける家族も少なくありません。
一流ビジネスマンたちは、忙しいからこそ自分の時間の使い方にシビアです。時間は追い立てられるものではなく、自分でコントロールするものという考えが常に根底にあります。彼らは、人生において何が優先されるべきかを考えながら日々過ごしているからこそ、身体的にも精神的にも充実し、翌日からまたパワフルな1日を送ることができるのです。
コントロールして生きているからこそ、資産形成に積極的
時間の使い方にこだわり、さまざまなことをコントロールしている一流ビジネスマンだからこそ、資産運用に積極的なのも当然といえるでしょう。彼らにとって資産は貯めるものではなく、自ら運用し生み出していくものです。銀行に預けっぱなしにするよりも、積極的にかかわり最適なリスクを取りながら、より大きな資産を形成していくことに前向きといえます。
2017年8月18日に日本銀行調査統計局が発表した「資金循環の日米欧比較」を見ると、資産に対する日本とアメリカの姿勢の違いが如実に表れています。家計の金融資産のうち、日本は「現金・預金」が51.5%で「株式等」10%、「投資信託」5.4%、「債務証券」1.4%です。一方、アメリカは「現金・預金」はわずか13.4%で、「株式等」35.8%、「投資信託」11%、「債務証券」5.6%です。まさに資産の半分以上を預金している日本人と、半分以上を運用しているアメリカ人という図式が浮かび上がります。
資産配分のバランスは年齢やライフスタイルに合わせて変えている
ニューヨークの一流ビジネスマンにとって最も多い投資スタイルは、投資信託のうちのバランス型ファンドをメインとした中長期投資スタイルです。バランス型ファンドとは、複数の株式や債券などの投資対象資産をバランス良く組み合せた商品のことをさします。投資はプロが自分の代わりに運用してくれるため、自ら個別に投資先を選び運用するよりも手間がかからず、忙しいビジネスマンたちの人気を集めています。
また、投資信託にはさまざまな種類があるため、安全性を重視した投資スタイルをはじめ、ハイリスクハイリターンで積極的に運用するスタイルなど、自分に合った商品を選ぶことができます。若くてバリバリ働く時期はハイリスクハイリターンの商品への投資で利益を追求し、資産が成長し定年が近くなってきたらローリスクの商品に切り替えるなど、一流ビジネスマンたちは自分の年齢や状況に合わせて上手に資産運用をコントロールしているのです。
自分のお金は自分の手で 今日から始める資産運用方法
日本人は「利子がつかなくても預金が何となく安心」という根強い思い込みが、いまだに多くあります。しかしその一方で資産運用に関心を持ち、専門知識がなくても少額から分散投資できて投資のおもしろみを味わえることから、投資信託にメリットを感じている人もいますし、投資そのものに少なからず興味を持っている人もいます。
「投資は気になっているけれど、知識がないから始めるのが不安」「運用方法がわからない」という場合は、ニューヨークの一流ビジネスマンに習い、バランス型ファンドなどから始めてみるのも一案です。すでに紹介しているように、投資信託はプロが運用してくれるため投資初心者でも始めやすく、忙しいなかでも手間がかからないという点が大きなメリットといえます。自分の資産は、自分がこれまで積み上げてきた大切な財産です。自分の資産だからこそ、積極的にかかわってみてはいかがでしょうか。
(提供:フィデリティ投信)