家族であっても、自分以外の人に自分がどれだけの財産を持っているか、なかなか話しにくいものです。それゆえ、相続が発生してしまうと、亡くなっていた人の持っていた資産を調べるのに苦労します。
特に調べるのに手こずるのが預貯金や生命保険などの金融資産です。なぜなら土地や建物などと違って、目に見えないからです。
今回はそのような金融資産の全体像の調べ方のコツについて紹介したいと思います。
1 家の中を探す
通帳や証書(預金証書・保険証書など)、キャッシュカードなど、家の中を隈なく探してみましょう。
2 郵便物やカレンダーを調べてみる
銀行、証券会社、カード会社、消費者金融からの郵便物を調べてみましょう。また、銀行などはカレンダーやギフトなどを贈っていることが多いので、これも判断の目安になります。これらがあれば、その金融機関で取引をしていた可能性が高いです。
3 預金通帳を調べてみる
預金通帳に、配当や利子があれば、株や債券、投資信託を購入している可能性があります。
また、保険料が引き落とされていれば、保険に加入していたことがわかります。
さらに、貸金庫代が引き落とされていた場合には、銀行の貸金庫を利用しており、その貸金庫に重要な財産(有価証券や貴重品類、さらには遺言など)がある可能性があります。
以上の3つで、亡くなった人がどれくらい金融資産を持っていたかが大体わかります。
しかし、一番いいのは亡くなる前に、どれだけの資産を持っているか書き残しておくということをお忘れなく。
(提供:チェスターNEWS)