歌舞伎といえば、保守的なイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、最近ではアニメとの融合や人気劇作家とのコラボなど、企画性の高い公演も増加傾向です。また、託児サービスを提供するなど劇場そのものも進化しています。これまで歌舞伎を食わず嫌いだった方、劇場から足が遠のいている方も2019年は観劇してみませんか。

新しい歌舞伎を開拓する中村屋 中村勘九郎さんのNHK大河ドラマ主演も話題

歌舞伎,観劇
(写真=PIXTA)

近年、歌舞伎の新たな可能性を開拓し続けてきたのが、「中村屋」。2018年は中村屋にとって挑戦の年でした。主要公演では、6月のスペイン公演、9月のパリ公演を成功させ、11月には約3年ぶりに浅草の「平成中村座」で公演が行われました。

また、4月6日より香川県琴平町で開催される第35回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」に中村勘九郎さん、中村七之助さん兄弟や、市川中車さんらが出演することが決まりました。中村勘九郎さん、弟の七之助さんは10年ぶりの出演で、現存する日本最古の芝居小屋である香川県琴平町の旧金毘羅大芝居で平成最後の「四国こんぴら歌舞伎大芝居」を華やかに彩ります。

歌舞伎といえば、銀座や新橋を思い浮かべる方も多いと思いますが、もう1ヵ所忘れてはならないのが「浅草」。歌舞伎が発展した江戸時代において、浅草は幕府公認の芝居小屋が多数あった場所なのです。さらに、2019年NHK大河ドラマ「いだてん」の主演に中村勘九郎さんが抜てきされたことにも注目が集まります。脚本が宮藤官九郎、オリンピックがテーマなど、話題性の高い内容となっています。

歌舞伎×アニメのコラボ お孫さんを誘っての観劇も

最近の「歌舞伎の進化」を象徴する企画が、人気アニメとのコラボ。まったく新しい歌舞伎の感性を私たちに見せてくれることでしょう。シニアの方が歌舞伎に興味のなかったアニメ好きの孫を誘って歌舞伎……そんな新しい観劇スタイルの可能性も感じさせます。中でも注目されているのは、2019年12月、新橋演舞場で上演予定の新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』。

「昼夜通し上演で全7巻におよぶ原作を描く」という試みです。主人公のナウシカ役には尾上菊之助、トルメキアの司令官クシャナ役は中村七之助。宮崎駿ワールドを歌舞伎でどう表現するかが期待されます。ナウシカ以外にも、これまでに人気アニメの『NARUTO』や『ワンピース』なども歌舞伎で上演されています。他分野との融合はこれからも進みそうです。

人気劇作家・三谷幸喜の書き下ろし 歌舞伎座で初公演

松本幸四郎率いる「高麗家」も歌舞伎を担う名家のひとつ。2019年は、松本幸四郎改め二代目松本白鸚、市川染五郎改め十代目松本幸四郎の襲名披露も話題です。襲名披露興行は1月2日からの歌舞伎座での公演からはじまり、各地の大劇場と地方公演も含め、2年間にわたり行われる予定です。松本白鸚・幸四郎親子の2019年の活動では、人気劇作家の三谷幸喜が書きおろす新作歌舞伎も話題沸騰中。三谷氏は過去にPARCO劇場での新作歌舞伎を手がけた経験はありますが、歌舞伎座では初となります。

劇場近くで託児サービス 幼児を誘って歌舞伎観劇

進化する歌舞伎は、コンテンツ面だけではありません。劇場も進化し続けています。新橋演舞場と歌舞伎座では、託児サービスを提供。公演中、歌舞伎座隣にある「キッズスペース・マザーズ」で子どもを預かってくれます。(一人3,000円・要予約)「幼児がいるから歌舞伎を見に行けない」という方にはうれしいサービスです。また、シニアの方が幼児のいる娘さん、息子さん家族と一緒に行くこともできます。ただし、これは実施日限定の企画です。詳しい日程は下記のサイトでご確認ください。

●歌舞伎公式総合サイト『歌舞伎人

(提供:Wealth Lounge

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