先月、沖縄県宮古島市の市道で自転車のロードレース『ツール・ド・宮古島』に参加していた複数の自転車が接触する事故がありました。この事故で1人が死亡、2人が重軽傷を負いました。報道によると、事故現場はゴール付近で3人はゴール直前に接触したとみられています。
クルマは「走る凶器」などと言われますが、自転車も同じです。衝突すれば怪我をしますし、最悪の場合は命を奪うことにもなりかねません。それはロードレースに限らず、私たちの日常生活でも起こり得ることなのです。
そうした中、自治体で自転車保険の「加入義務化」の動きが広がっています。詳細は後述しますが2013年に愛媛県で努力義務として施行したのを皮切りに、2015年10月1日には兵庫県が全国で初めて義務化しました。2016年には大阪府、2017年は鹿児島県、2018年は埼玉県で義務化したほか、今年10月1日には神奈川県も義務化を予定しています。ここで紹介した自治体はごく一部で、自転車保険の「加入義務化」の動きは全国的な広がりを見せています。
今回は自転車保険の「加入義務化」についてお届けしましょう。