20,000円台前半で狭い範囲での動きになりました。20,500円を試すということでもなく、20,300円を割り込んだからといって売り急ぐでもなく、当面は20,000円を割り込むほどの材料もなく、逆に20,500円を超えて21,000円まで戻すような材料もなく、べ国の経済指標の動向に反応しながらの20,000円台前半での保ち合いが続くということでしょう。

 ☆ テクニカル分析 ☆

 日経平均

下ヒゲ線となって底堅さも見られます。遅行線が日々線の天井圏に応答しており、底値固めかたの反発が期待されます。

 ☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆

 米国市場も全体としては冴えない感じですが、日本市場はそれに比べると底堅さがみられる感じです。特に世界的な景気減速懸念が強まるような指標やイベントがあったということでもないのですが、冴えない展開となっています。米国の保護貿易主義が世界的な景気の失速を招くのではないかとの懸念が根強いということでしょう。

 こういう保ち合い相場は何度も言っていますが、「休むも相場」ということであり、じたばたしてもなかなかうまく行かないということが多くなります。そしてうまく儲からないからといって焦ると「急に儲くべしと商いを急ぐ時は、日々の高下に迷う故、相場を追い掛け、追い掛け商い致す故、その度毎に存出るなり。」となるのです。(提供:Investing.comより)

日経平均と騰落レシオ
(画像=Investing.com)

著者:清水 洋介