人生観を持たなければ働き方は変えられない

働き方,佐々木常夫
(画像=THE21オンライン)

あなたが働き方を変えたいなら、大前提として「自分はどう生きたいのか」という人生観を持つことが必要です。

「働き方」とは、すなわち「生き方」です。私は管理職時代にチームの残業を減らし、自分も毎日定時に退社していましたが、それは「家族を大事にしたい、友人とも会いたい、勉強や読書もしたい」という人生観があったからです。

となれば、「これらの時間を確保するために、どんな働き方をすべきか」を考え、仕事のやり方を工夫するしかありません。

ところが多くの人は、「仕事が忙しいから、家族と夕飯が食べられないし、友人とも会えないし、勉強も読書もできない」と考える。自分に主体性がないから、集団や組織の論理に従って言われるままに長時間労働をしてしまうのです。

生産性を上げて残業せずに済むようにしたいなら、まずは自分の人生観を持つことから始めてください。