生産性の高い人は「暇だ」が口グセ!?

生産性の高い働き方をしている人には、ある共通点があります。それは、暇なことです。

暇とは、時間に余裕があるということです。だから何か問題が起こっても、すぐに対応できる。対応が早いから問題が解決するのも早く、短期間で高い成果を出すことができます。

ところが、ほとんどの人は「忙しい」が口グセです。自分の上司がいつも「忙しい、忙しい」と言っていたら、部下は声をかけづらく、なかなか報告や相談に来ないでしょう。

私はいつも「暇だ、暇だ」と言っていたので、部下も「だったら佐々木さんに相談してみようか」と考えて、何でも話してくれました。 

他の部署の人が「ちょっと遊びに来ました」と立ち寄ることも多く、良い情報も悪い情報も入って来ました。「暇だ」を口グセにすれば、組織を効率的にマネジメントできるのです。

「暇だなんて言ったら、上司に余計な仕事を押しつけられるのでは」と心配するかもしれません。しかし、上司も部下の仕事ぶりはきちんと見ているので、本当に暇なわけではなく、自分の哲学でそう言っているのだとわかります。

そして仕事ができる上司ほど、「皆が忙しいと言っているときに暇だと言えるなんて、この人は有能だ」と見抜きます。ですから安心して、「暇だ」を口グセにしてください。