6 お金の情報を日常から多く取り入れること

新聞や雑誌を読む、TVのバラエティ番組を見る。あるいは旅行に行ったり家電量販店に足を運んだり。日常のどんな場面からでも、投資のヒントを手に入れることは可能です。今後社会で何が求められるのか。何が問題になっているのか。今、何が売れているのか。これから流行りそうなものは何か。そんな話題からふとした投資のヒントが得られることもあります。

また、家族でお金について話すことがごく当たり前になってくると、年代や性別によって興味の対象が異なり、自分にとっては当たり前なことでも他の人には新鮮だったりすることに気づくことがあります。実際、そこに投資のヒントが隠れていたこともあります。

7 周りに振り回されないこと

周りで家を買っている人を見て、今、自分も買わないとタイミングを逃してしまうと焦って家を購入したり、隣の家が車をひんぱんに買い替えているのを見て自分も車を買ってしまう。そんな人達が私の周りに大勢いました。中には、多額の住宅ローンを組んで家を購入したものの、会社の業績が傾いて賞与からローンを支払うことが困難になり、退職して退職金をローン返済に充てることを余儀なくされた人もいました。

特に家と車は人生の中でも最も大きな金銭的負担です。それを人に流されて選択してしまうことで、その後の人生が大きく狂ってしまうこともあるのです。

お金についていろいろ書いてきましたが、あくまでもお金は手段であり、目的ではありません。これからキャッシュレス時代になることで、お金はデータの蓄積に過ぎないことがわかってくるでしょう。そのデータに振り回されてやりたいことができない人生では楽しくありません。

自分の人生の選択肢を増やすためにも、お金について悩む人が減っていくことを願っております。

Atsu(主婦・ブロガー)(『THE21オンライン』2019年05月05日 公開)

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