長い梅雨が明け、夏本番となりました。我が家の書斎の窓からは近所の子供たちの黄色い声やセミの鳴き声が聞こえます。
子供たちには楽しい夏休みですが、私にとってこの時期はタスク満載で目が回る日々です。というのも例年この時期は別冊宝島の『よい保険・悪い保険』の制作に追われるからです。この本はタイトルの通り、入っていい保険・すぐにやめるべき悪い保険を紹介するもので、毎年8月に発売しています。いまはまさに追い込みに入っているのですが、人々の保険への関心は本当に高いですよね。私のFP事務所には『よい保険・悪い保険』の読者からの相談が相次ぐ時期でもあり、おかげさまでFP業務も多忙となります。
昨年も『よい保険・悪い保険』の読者から「診査(告知)」について相談を受けたことがありました。50代の彼女は健康診断で血圧とコレステロール値が引っかかり、薬を服用することになりました。「いままでずっと、健康だと思っていたのに毎日薬を飲むなんて……」健康なときは保険に入ろうなどと思わなかったのに、薬を飲むようになって急に心配になった彼女。「でも、薬を服用していると診査(告知)に引っかかって保険に入れないのでは?」と疑問に感じ、相談に訪れたのでした。
彼女のように健康診断で引っかかり、薬を服用するようになった人も多いと思います。そこで今回は保険に入る際の「診査(告知)」についてお届けしましょう。