今や時代は消費税率アップを目前に、金融緩和も進んでいるものの経済の行き先が不安定であることから投資信託やFX、先物取引などの投資分野に多くの人が再注目している。その中でも特に注目されているのがライブスター証券である。

投資のイメージとすれば市民とはほど遠い存在であった証券会社だが、現代は昔と違って証券会社で扱う投資は我々の身近なものになっている。ライブスター証券が注目されている理由に、少額非課税制度を利用したNISAがある。

投資はお金の余っている人がやるイメージだが今は少額からでも投資できる。また仮に取引で大きな利益をあげたとしても多くの税金を支払わなければならないことを気にしている人も多いが、NISAではある一定額まで気にせず投資ができる。

ライブスター証券は客の条件に合わせ細かくプランを設定しており、充実したサポートが強みの証券会社とあって注目されている。今回はライブスター証券でのNISAを始めるための4つのステップや、NISAの注意点についても解説する。

そもそもNISAとは?

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(画像=fizkes / Shutterstock.com)

NISAとは投資などを行った際に得られた利益を年額120万円を上限に5年間まで少額投資が非課税になる制度である。

通常は、個人が金融商品を購入し売却などで得た利益に対して20%の税金が課せられるのに対して、NISAの制度では一定期間の利益が一定額非課税になるため少額投資家にとってはうれしい制度である。

証券会社の商品によっても運用利益の分配方法や受けられるサービスにも違いがあるため商品を購入する際はよく考え購入することが必要である。ライブスター証券ではNISA、つみたてNISAやジュニアNISAに対応した金融商品を販売しており、自分の保有資産や生活状況に応じて商品購入が選べる。

NISAとはイギリスのISA(個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がついている。

つみたてNISA

つみたてNISAとはライブスター証券を例にとると年間の非課税額が40万円と低く設定されているものの、非課税期間が20年間と長期間なので長期投資に適している。

長期間何もせず貯金で積み立てをするより長期の安定運用に主眼が置かれたつみたてNISAは効率よい金融商品であり、どれを購入したら良いか選択肢が多すぎず迷うことが少ないのが魅力である。

名前の通りつみたてをして長期的な資産を安定して形成するため、つみたてNISAが選ばれている。金融庁でも、職場へのつみたてNISAの情報提供や投資のセミナーを開催するなど積極的な広報を行っている。

ひと昔の投資イコール大きな損失やギャンブル的なイメージではなく、お金を預け運用してもらう時代になっている。金融庁としても、貯金による眠る資産を積極的に市場に流通させることにより、経済活動の刺激にもなるのだ。

ジュニアNISA

ジュニアNISAとは、2016年1月から開始された未成年者少額投資非課税制度である。「未成年者のうちから投資なんて」と思う人もいるだろう。

未成年であっても当然投資などの商品を売却し利益を得れば、本来約20%の税率で課税されるが、ジュニアNISAでは配当金や売買益等が非課税となる。ジュニアNISAでの非課税投資枠は年間80万円で期間は最長5年間である。

3月31日時点で18歳になっている場合、前年の12月31日までは払い出し制限があり、制限以外に払い出した場合には非課税で受領した配当金や売買益等について払い出し時に生じたものとして課税されるので注意が必要だ。

ライブスター証券でのNISA・つみたてNISA・ジュニアNISAの比較表

以下はライブスター証券で見るNISA・つみたてNISA・ジュニアNISAの比較である。

非課税期間 NISA ・購入年を含めて5年間
つみたてNISA ・購入年を含めて20年間
ジュニアNISA ・2016~2018年投資分:購入年を含めて5年間
・2019~2023年投資分:購入後20才になるまで
非課税対象商品 NISA ・株・ETF・REIT・投資信託
(投資信託は定時定額購入も可能) 
つみたてNISA ・特定の投資信託
ジュニアNISA ・株・ETF・REIT・投資信託
(投資信託は定時定額購入も可能)
手数料 NISA ・各商品の通常手数料と同じ
つみたてNISA ・無料
ジュニアNISA ・各商品の通常手数料と同じ
買付方法 NISA ・非課税枠の範囲で自由
(投資信託定時定額買付も可能)
つみたてNISA ・定時定額買付
ジュニアNISA ・非課税枠の範囲で自由
(投資信託定時定額買付も可能)

商品によりメリットが違っているので内容を確認して、自分のライフスタイルに合った商品選択が必要である。

ライブスター証券でのNISAの始め方4つのステップ

ライブスター証券でNISAを始めるには次のステップで簡単に始めることができる。

1 ライブスター証券口座の開設

ライブスター証券に限らず口座開設は必須のステップである。口座開設はパソコンやスマホなどインターネット上で5分もあれば簡単に行うことができる。

ライブスター証券では新規に口座を開設した人を対象に約2ヵ月間(40営業日)株の取引手数料0円などのキャンペーンをしており、チャンスを逃さず口座開設をしてみるのも1つの手である。

2 マイナンバーの提出

口座開設や信用取引にはマイナンバーの提出が必要で、スマホなどでアップロードするだけの簡単な操作である。

マイナンバー確認書類については、申込完了から3ヵ月を経過しても口座開設が完了していない場合は、ライブスター証券で適正に処分されるので、万が一途中で開設を取り止めた場合でも安心である。

3 NISA口座開設書類・本人確認書類の提出

NISAの口座開設書類では住所や氏名などの基本的な情報を記載し、返信用封筒に入れてポストへ投函するだけで完了する。

本人確認書類としてマイナンバーカードが手元にある場合は表裏をコピーして同封するだけであるが、マイナンバーカードがない場合はマイナンバー通知カードまたはマイナンバー記載の住民票と、次の顔写真付き本人確認書類いずれか1点のコピーを同封する必要がある。

・運転免許証(表裏)
・パスポート(顔写真ページと所有者記入欄)
・在留カード(表裏)
・特別永住証明書(表裏) など

手元に用意のない場合は、市役所等で揃えられるので準備をしておこう。

4 NISA口座での注文開始(金融商品の購入)

NISA口座で取引可能な商品は下記の通りだ。

・現物取引
・公募株式投資信託
・ETF(上場投資信託)
・REIT(不動産投資信託)
・ETN(上場投資証券)

買付注文時では指値注文のみとなっており当日のみ有効となっている。売却注文に関してはすべての方法で取引可能となっている。なお、投資信託累の分配金については累積投資ができないので注意が必要だ。

他社のNISA口座をライブスター証券に変更したい場合は?

ここまで読んでいただいてライブスター証券のNISA口座に変更したい人もでてきているのではないだろうか。口座を変更する際に必要となる手順を紹介する。

1 NISA口座を持つ金融機関に「金融商品取引業者等変更届出書」を提出

現在NISAを持つ金融機関に口座を変更したい旨を伝え「金融商品取引業者等変更届出書」を提出する。勘定廃止通知書または非課税口座廃止通知書がもらえるので、次の書類と一緒にライブスター証券へと送付をする。

2 ライブスター証券への提出書類の準備と郵送

「金融商品取引業者等変更届出書」をライブスター証券へ送付する際4つの書類が必要である。

・勘定廃止通知書または非課税口座廃止通知書
・NISA口座開設届書
・本人確認書類
・マイナンバー確認書類

これら4つの書類を送付すれば4週間程度で口座登録が完了するが、NISA口座の非課税機関などは年単位で区切られているため、口座変更の際も余裕を持った準備が必要だ。

ライブスター証券でのNISAを始める際の注意点

ライブスター証券へ変更しNISAを始める前に理解しておいてほしい注意点を紹介する。金融機関の変更時に株式の移管ができない、ということだ。

これはライブスター証券に限らずどの証券会社にも共通していることなので、既に保有している株式を売却した後、新たに購入が必要だ。

複数の証券会社に口座開設していてもNISA取引は年1社のみ!

ライブスター証券で新たにNISA取引を開始したいと思っても、既に利用している証券会社があった場合は利用できない。非課税投資枠が毎年一定額で設定されているので、1年間で取引ができるNISA口座は1社に限定されている。そのため先述した口座切り替えが必要となる。

ライブスター証券でNISAを始めよう

今回はライブスター証券でNISAを始めるためのステップと注意点を紹介した。NISAは少額で始められ、年額120万円までが非課税対象になる魅力のある制度である。

既にNISA口座を持っている方であればライブスター証券への移管には注意しなければならないが、初めてのNISA取引であれば4つの簡単ステップで口座開設が可能なのでこの機会に始めてみてはいかがだろうか。