習慣化コンサルティング株式会社代表取締役で、米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナーとして活躍する古川武士さんは会社員時代、ギリギリに出社し残業することが習慣化していた時期もあったという。
古川さんは「それではいけない」と一念発起し、意識してメイクタイムを実践。結果として仕事への取組み方も変わっていった。古川さんご自身はメイクタイムをする上で何を優先しているのだろうか?(全5回、取材・文 秋乃麻桔)

優先するのは「幸福感が得られる仕事」

——古川さんは多くのビジネスマンと接してきたと思いますが、うまく仕事をしているなと思う人はどんな人ですか?
インテリア家具を扱っているリグナ株式会社代表取締役社長の小澤さんは、習慣化という意味においても好きなことを仕事にすることにフォーカスしています。小澤さんは好きなことをビジネスとして展開していくことにこだわっており、疲弊したり嫌なことを排除しています。会社が大きい規模になってもそれを第一に考えているということをすごく徹底していますね。
実は私も同じことを意識していて、好きなことや豊かさを優先してその結果としてお金がついてくる、ワクワクして喜んで楽しんでやっていることにお金がついてくる、というサイクルを信じていますから、好きではないことはやることをやめることにしました。
目先のお金を稼ぐことだけを考えると、苦手だけれど頑張るとか、これはお金儲けになるから頑張ろうとできることはたくさんあります。実際にお金が入ってくるとある程度の幸福感が与えられますからね。でもそれを一定以上やっていると、どこかでどん詰まりになります。ですからやっている行為そのものが楽しいかどうか、幸福感があるかどうかが重要だと思うのです。
幸福感を得られる「ある仕事」が、良いサイクルを確立した
——古川さんご自身、幸福感が得られる仕事は何ですか?