AI、いわゆる人工知能の研究が進み、カードローンの審査にも活用されるようになってきています。今後、銀行や大手消費者金融でも、どんどんAI審査が取り入れられる予定です。

実際、AI審査はどんなことが行われているのでしょうか?人が審査するのとどのように違うのでしょうか?私たちが申し込んだ場合、審査が厳しくなったりするのでしょうか?

人が行っている審査と比較しながら、AI審査のメリットやデメリットを詳しく説明していきます。

カードローンのAI審査とは

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(画像=Kaikoro/Shutterstock.com)

カードローンのAI審査を簡単に言ってしまうと、AI(人工知能)が申込者の入力情報をもとに点数をつけ、融資の可否や、融資する金額、金利を決定しているということです。

一般的にカードローンに申し込む場合、個人情報や勤務先、年収、他からの借入金額の有無などを入力する必要があります。

金融機関によりその線引きはさまざまで明らかにされていませんが、独自のノウハウやマニュアルに沿って審査が行われていました。

AIは基本情報をもとに、さらに金融機関が独自に保有していたビックデータを参考にして審査が行われるため、例えば収入と勤務先、職種から今後の出世の可能性や給料の上がり具合など、申込者の将来的な可能性までが審査に加味されるようです。

また、趣味や休日の過ごし方、好きな飲み物の銘柄、日ごろの買い物で重視することなど細やかに質問することで、支払や返済に対する姿勢、いわゆる人間性の部分なども、審査に反映させています。

さらにAI審査では、「融資可能」「融資不可」のほか、全体の2割程度は「保留」に分類され、人による審査が行われます。条件に合わなければすべて不可というのではなく、臨機応変に対応する余地を残しています。

つまり、AI審査になったからと言って機械的にバッサリと落とされてしまうのではなく、人による審査も併用しながら行ってくれているということです。

AI審査を活用するメリット・デメリット

従来通りの人が行う審査と、AIが行う審査を比較したうえでの、AI審査のメリットとデメリットを並べてみました。

AI審査のメリットAI審査のデメリット
・審査精度の向上
・審査時間の短縮
・低い金利の実現
・臨機応変な審査ができない

一般的なカードローンの審査は、申込者の入力情報を確認し、その内容を個人信用機関へ照会します。支払いを延滞した経験や金融事故の情報を確認し、勤務先の会社情報を確認。各金融会社のマニュアルに沿った審査を行い、合否を決定します。

入力情報をそのままAIに送るシステムさえ構築できていれば、人件費がかかりません。人件費が浮いた分を、申込者には金利という形で還元することができるため、金利が低く抑えられます。

また、先述の通り、入力した情報から将来性なども判断されるので審査の精度も向上しつつ、判断はAIがビックデータに基づいて行われるため、審査時間の短縮につながります。

しかしデメリットとしては、AIが学習している情報をもとに審査を行うため、臨機応変な審査を行うことができません。入力されているデータ数が少なければ、審査基準が異常に高くなったり、低くなったりしてしまいます。

さらに、申込者の背景や、電話などで話をした時の印象などでしか判断できないことは、AIには不可能と言えます。

AI診断の質問内容と点数アップ方法

カードローンの中でも実際にAI審査を行い、AIスコア・レンディングにより金利や融資限度額を設定しているとして人気を博しているのは「J.Score(ジェイスコア)」です。

J.Score(ジェイスコア)は、AIスコアが600点を超えた人のみ融資をするとしていますが、実は何も考えずにスコア診断を行った場合の平均点数は400点から500点のようです。

しかし、その時のスコア点数が低くても、質問に数多く答えることで600点に届くこともあるので、J.Score(ジェイスコア)の質問内容に関して詳しく記載していきます。

他にAI審査を行う金融機関に関しても、参考になるのでしっかりと把握してください。

質問は5つのジャンルに分かれている

AIスコア診断に使われる質問は6つのジャンルです。

・プロフィール
・ウォレット
・ファイナンス
・生活
・性格

下記で詳しくその内容に関して記載していきます。ただし、質問数や内容は変動がある可能性もありますので、あくまでも目安として考えてください。

プロフィール(約30問)

申込時に入力している氏名や住所、年齢などのほか、仕事の内容に関しては14問、家族や住まい、出身校、資格や語学力に関してなどの質問があります。

ウォレット(約18問)

収入や支出、毎月のローンに関しての質問になります。毎月の支出に関して13問と多く、住宅ローンや携帯電話の料金、趣味の出費などを聞かれます。

ファイナンス(約20問)

お金に関しての考え方や、資産、クレジットカードに関しての質問が用意されています。1万円以上のモノを買う時にはどう支払いますか?や、電子マネーに関しての質問もあります。

生活(約45問)

生活に関わる幅広い質問をされるジャンルであり、質問数も最多です。服を購入する時には何を重視するか、持っているゲーム機は何か、どのくらいネットをするか、経験したことのあるライフイベントなどを聞かれます。

性格(約25問)

趣味や嗜好、性格に関して質問されます。この項目の質問にすべて答えると、なんと生活診断の結果として、「あなたの基本性格」と「仕事上の性格」が画面に表示されるのもユニークです。

AI審査を受ける際にはじっくりと向き合うのがおすすめ

J.Score(ジェイスコア)に限らず、AI審査を行う場合には数多くの質問に答えると、融資上限があがったり、金利が抑えられたりというメリットがあります。これは、スコア分析に使えるデータが多ければ多いほど、審査精度が増すためです。

AI審査だからといって、機械的に審査されることはなく、申込者にとって不利になることはありません。人による審査の余地を残しつつ、AIの方が効率的な部分は取り入れるなど、各金融機関も上手に活用しています。

全部回答すると、5分から10分以上の時間が必要になるため、できるだけゆっくりと時間のある時にAI審査を受けることをお勧めします。

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