☆ テクニカル分析 ☆

 日経平均

24,000円を超えてきましたが、まだまだ上値も重そうです。まだまだ25日移動平均線や基準線のサポートを確認するような場面もあるのでしょうし、保ち合いが続いているとみていいのではないかと思います。

 ☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆

 連休明けで堅調でしたが、TOPIXと日経平均の動きに大きな違いが出てきました。日経平均に影響の大きな銘柄の一部が堅調ということであり、例えば、ハイテク銘柄が指数を押し上げるというような物色業種などが絞られたことで指数が押し上げられるでもなく、日経平均の特異性がみられた相場でした。

 米相場の時代の相場に対する見方などをご紹介していますが、こうした「日経平均の特異性」などがみられるということを考えると、米相場でも季節的な「特異性」なども見られ、そうしたいわば「アノマリー」とも言える現象を相場の見方に取り入れるということも一つの手だと思います。

 そして、日経平均特有の動きと同じように米相場特有の動きがあるわけですから、米相場特有の動きをしたときにする対処の仕方を日経平均特有の動きに応用できないかどうかを考えてみればいいということなのだと思います。「相場」ということには変わりないのですから、「特異性」を生かすということなのだと思います。
 例えば「冬中より、正二月頃迄底値段にて保ち合う米は、三四月より、五六月決して上るなり。」というようなことが言われていますが、こうしたことも「大発会に大きく売られた相場は、春先まで段々上がる」などということがあるのかもしれず、過去のれいなどを参考にしてみるのもいいかもしれません。また、中国の影響が大きいということであれば、毎年「春節(旧正月)」の休みの時は何か「特異性」があるのかどうかを調べておくということもいいのだと思います。(提供:Investing.comより)

Investing.com
(画像=Investing.com)

著者:清水 洋介