☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
24,000円水準で上値の重さが確認されました。下値が23,500円水準なのか、23,800円水準なのかを確認しながら、いずれにしても23,000円台での保ち合いが続くということなのだと思います。
☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆
米国株もさすがに目先的な過熱感が出ている感じです。日本市場でもここまで大きく買われていたものがあげ一服となって、指数の上値を押さえるような感じです。目先的に売られていたものは下げ渋りとなっているものも多いようです。
手仕舞い売りや買戻しが中心となっている感じです。積極的に買い上がるような動きはもとより、腰の据わった買いがみられるということでもなく、あくまでも目先的な需給に振らされて右往左往しているだけという感じです。こうしたときは日経平均に惑わされないようにした方がいいとおもいます。
そして日経平均の取引をしている人は、日経平均に影響の大きな銘柄の動きに注意ということになりそうです。相場全体の雰囲気と日経平均の動きが違うということも多いのですから、注意が必要ということなのです。米相場でも「、上方相場替る(変わる)事無く、諸国並びに最上払物沢山の風聞」などというように、米の産地での出来で相場全体とそれぞれの米の相場が決まるということが言われます。
そしてさらに「米段々上る時、諸国不時申し出し、大阪相場も加へ、跡(その後)も引上げ候沙汰、御蔵米など申し立て、猶々上げ人気も強く、我も買気に付候節──、心を転じ売方に付候事肝要なり。是、則ち火中へ飛入る思ひ切り。一統騒立節は、人々西に走らば我は東に向ふ時は極めて利運なり。人の戻る頃、後れ(遅れ)馳せに西に向ふては何時も利を得ることなし。二ツ仕舞ひ、三ツ十分、四ツ転じ。是、三位の秘傳なり。忘るるべからず」ということで、24,000円を超えて皆が強気になったところから下げるということもあるのです。(提供:Investing.comより)
著者:清水 洋介