米社会保障に関する5つの質問に300人に1人だけが全て正解

米SimplyWise社による社会保障に関する5つの質問に対して、300人に1人だけが全て正しく回答した。 社会保障は、複雑になる可能性があるため、個人は重要な点を説明するアドバイザーを必要とし、アドバイザーは制度に精通している必要がある。 SimplyWise社の調査によると、60歳から70歳のアメリカ人の8人に1人以下しか、同問題について「非常に博識」と思っていないことが明かになった。特に分かりにくいのは以下の5問で、5問全てに正解した人は300人に1人。

ここでは顧客にとっての社会保障制度に関する質問を示す。実際、回答を知らないと年間何千ドルもの収入を失うことになる。

1.月額の社会保障給付を最大にする申請年齢は何歳だと思いますか?

アドバイザーの誰もが知っているように、年齢は70歳。62歳は最初に申請できる年齢だが、遅らせれば給付額が毎年増加する。ただ70歳以降は増加しない。

SimplyWise社によると、正解率はわずか42%だった。3分の1の人が、定年退職時に最大の月額給付を受けられると考えていた。この調査によると、定年退職者に1次保険金額の100%、つまり個人の勤務実績に基づいて獲得した金額を支給するが、定年退職年齢を過ぎてからの後ろ倒しは、遅延退職手当と毎年増加する金額を受け取ることを意味する。

2.障害のない人が遺族給付金を受けられる1番早い年齢は何歳ですか? 60歳だが、回答者の9%しか正解を選んでいない。多くの人は社会保障の受給開始年齢であり、配偶者手当の受給年齢になる62歳だと答えた。

3.現在の配偶者が配偶者手当の資格を得るためには、他の配偶者のために社会保障給付を受ける必要がありますか?

簡単に言えばイエスで、正解率はわずか20%だった。ここで重要なのは、両方の配偶者が社会保障を受給している場合、一方の配偶者が自分の給付を受けるか、配偶者の給付額の50%のいずれか高い方を受け取ることができるということだ。

4.離婚した配偶者は遺族給付金を受け取ることができますか?

イエスで正解率はわずか38%だった。SimplyWise社によると、その基準は既婚者とは少し異なる。まず結婚生活は少なくとも10年は続いていなければならず、再婚には一定のルールが適用されるが、離婚した配偶者は死亡した元配偶者の遺族給付金を受け取ることができる。

5.離婚した配偶者は配偶者手当を受けられますか?

イエスで67%が正解だった。10年以上結婚していて、再婚していない離婚した配偶者は、配偶者手当を請求することができる。

SurveyMonkey社が行った調査には60歳から70歳までの300人が参加した。

Ginger Szala
Investment Advisor誌のエグゼクティブ・マネージング・エディター。フューチャーズ誌グループの編集者として、30年間、金融ビジネスとオルタナティブ業界を取材。シカゴに拠点を置く。

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