新型コロナウイルスの影響で、ボーナスカットや失業が相次いでいます。想定していた給料が得られなかったり職を失ったりすると、それまで思い描いていた人生設計が大きく狂わされるかもしれません。新型コロナウイルスによる影響について解説し、老後格差の拡大を食い止めるための方法を解説します。

夏のボーナスカットを実施した業種は7割超

老後格差
(画像=PIXTA)

2020年の夏のボーナス調査(中間集計)によると、18業種中13業種で支給額が前年より減少する結果となりました。ボーナスが減少した業種は、下記の通りです。

<製造業(13業種)>
精密機械 -8.74
自動車・部品 -7.68
化学 -5.95
機械 -5.24
電機 -3.59
非鉄・金属製品 -3.49
造船 -2.57
雑貨・その他製造 -1.88
その他輸送機器 -1.87
ゴム -1.07
食品 -0.62

<非製造業(5業種)>
陸運 -5.3
百貨店・スーパー -0.67

製造業は全13業種中11業種のボーナスが減少しており、減少率も非製造業と比べて大きくなっています。仮にボーナスが80万円とすると、精密機械では約7万円、自動車・部品では約6万円、化学では約5万円の減少となります。家計に与える影響は大きいでしょう。

非製造業では、5業種中2業種のボーナスが減少しました。新型コロナウイルスの影響で外出自粛が行われたことにより、百貨店・スーパーが打撃を受けました。

また、移動が制限された影響で、陸運にも影響が及んでいます。仮にボーナスが80万円とすると、陸運では約4万円、百貨店・スーパーでは約5,000円の減少です。

賞与どころか雇用が危うい?人生設計をも狂わせるコロナ

アメリカでは、新型コロナウイルスの影響により数千万人規模で就業者数が減少する事態となっています。4月の失業率は10%以上上昇しました。

2008年のリーマンショックを参考に予測したところ、日本でも失業者が約265万人増加し、失業率が戦後最悪の6.1%を記録するというデータもあります。また、実際に中小企業の廃業・倒産も増加しています。

残業代が出ないことによる給与減、ボーナスカットによる賞与減におびえる人が多いですが、そもそもの雇用が危うくなる可能性すら出てきているのです。職を失うことになれば、生涯所得も大きな影響を受けます。新型コロナウイルスの影響で、人生設計そのものが全く変わってしまうこともあるでしょう。

老後格差を広げないために今私たちができること

ボーナスがカットされたり、職を失ったりすると、収入が減少します。2019年は老後2000万円問題が話題になりましたが、思うように貯金や資産形成ができない毎日に、もどかしく感じる人も多いのではないでしょうか。

老後格差を広げたくないと考えるなら、不動産投資による資産形成を検討してみてもいいかもしれません。

本業の収入1つに頼っていると、今回のような異常事態が発生した時、どうしても後手に回ってしまいます。しかし、投資によって収入源を分散させておけば、何かあった時もあわてる必要がありません。

特に衣食住にかかわる不動産投資は、手堅い投資方法です。生活苦で節約生活をしている人も、外出を自粛して自宅で過ごす「巣ごもり」というライフスタイルを選択した人も、住環境を簡単に手放すことはありません。不動産投資なら、確実に家賃収入を受け取ることができます。

給与が減っても職を失っても、定期的に家賃収入を受け取れることは、大きな安心感につながります。不動産投資は、人生のリスクヘッジとして最適な方法です。

今後は、複数の収入源を持つことが当たり前な未来がやってくるかもしれません。そうなってから慌てることのないよう、今こそ収入源の分散を考えておくべきです。

(提供:マンション経営ラウンジ

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