2020年10月23日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日22日(木)の米国株は反発。ペロシ下院議長が「米景気対策合意は『すぐそこ!』」とコメントしたことで米国株がポジティブに反応した模様。ただこのところの米国株は「米景気対策法案の合意が近い」という報道で上昇し、その期待が後退し反落ということを繰り返しているだけといった印象。しかし下記ブルームバーグの記事にもあるが、

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上院共和党は依然、ペロシ、ムニューシン両氏が交渉している2兆ドル(約210兆円)前後の景気対策案の成立を阻む壁となっている。マコネル氏は政権と民主党が合意した場合、上院が審議する日程について公言しておらず、一部の共和党幹部は選挙の後でも上院採決に懐疑的な見方を示している。景気対策案に関しては、まだ不透明なまま。
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この報道では上院共和党が頑固で悪いように聞こえるが、民主党も全く妥協しておらず、事態はあまり変わっておらず。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日23日(金)の注目は米大統領討論会。本日23日(金)のモデレーターはクリステン・ウェルカー(NBC、民主党のメディア)。通常3回目の米大統領討論会のテーマは外交という側面が強いのだが、今回はコロナ対策。そして、発言を聞く方のマイクは今回、オフにする模様。この環境でトランプ氏がどう戦うのかが注目だろうか。本日23日(金)はまず、米大統領討論会に注目。ポジションはユーロ/米ドルの押し目買い継続。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。