「女性」にこだわらず幅広い人々へサービスを
TOKYO PRO Marketに上場したのも、時代に合わせて新しいビジネスをどんどん展開したいと考えているからです。マザーズの上場基準が厳しくなり、まだ赤字の当社は上場できませんでしたが、黒字化を待っている時間はありません。
そこで、マザーズよりもハードルが低いTOKYO PRO Marketへの上場を選んだのです。周囲からは「聞いたことがない」などと、反対の声もありましたが、近年、東証がPRに力を入れていることもあり、TOKYO PRO Marketの知名度は高まりつつあります。東証と共に、この市場を成長させていきたいと思っています。
当社は、「C CHANNEL」の他、ママ向けの動画メディア「mamatas(ママタス)」も展開していますが、近年はジェンダーレスの考え方が浸透してきているのので、「女性」というターゲット設定自体が、もう古くなってきているのかもしれません。また、男性にも化粧品を使う人が増えてきました。
そう考えると、男性向けに化粧品などの動画を配信するメディアにも可能性があるかもしれません。こうしたマーケットの変化も見極めながら、ユーザーが喜ぶコンテンツを提供し、日本のあらゆる人々をもっと元気にしていきたいですね。
森川亮(C Channel代表取締役社長)
(『THE21オンライン』2020年11月18日 公開)
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