2021年1月28日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

本日28日(木)日本時間早朝の米連邦公開市場委員会(FOMC)は大方の予想通りに金融政策の現状維持を決めた。声明文にも大きな変更点はなかったが、米経済の先行きにやや慎重な見方を示した事がリスク回避の株安・ドル高に拍車をかけた模様。本日28日(木)の米ドル/円はアジアの株式市場に調整ムードが広がる中で104.30円台へと続伸しており、月初来高値(104.39円前後)をうかがう展開となっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円が続伸する中、以下の懸念点がある。

1.仮に月初来高値を超えても100日移動平均線(104.44円前後)が上値抵抗として控えている
2.104円台半ばにかけて本邦輸出企業のドル売りニーズが観測されている 3.そもそも、株安局面では円売りが出にくい事などから、104円台後半への上伸は難しい

よって、ここからの更なる上昇は厳しいかもしれない。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。