2021年4月21日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日20日(火)の米国株は続落。米企業決算は堅調な内容が相次いでいるが、コロナ感染が世界各地で再び増加していることを受け、景気への影響が懸念された展開。米10年債利回りは1.56%へと低下し、米ドル/円は再び108.10円レベルに反落。一時0.7816ドルまで上昇していていた豪ドル/米ドルだが、米国株続落からリスクオフの展開となり、上げ幅を全て埋めるどころか陰線となり、昨日20日(火)は0.7720ドルレベルで終了。結果、豪ドル/円も反落。

現在の為替相場の戦略やスタンス

1~3月は豪ドル/円の上昇、米ドル/円の急騰、そして英ポンド/米ドルの上昇など、想定以上にいい相場であったわけだが、4月に入り、上昇していた米ドル/円、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドルなどがいきなり反落。総じてレンジ相場入りしており、5月に向けて「Sell in May」の懸念も出てきている。今週が相場転換のタイミングという見方をするチャーティストもおり、株の調整売りが続くのか、短期間の修正で終わるのか、を見極めたいところなので、一旦様子見。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。