つみたてNISAを始めたいと思いながらも、そのままになっている人はいませんか?ネット証券口座開設数第1位のSBI証券では、申込から最短2営業日でつみたてNISAを始められます。必要書類や手順などを確認し、スムーズに資産運用をスタートしましょう。

目次

  1. 主要ネット証券の1つであるSBI証券はどのような証券会社か?
  2. ステップ1:WEBそれとも郵送?口座開設方法を選ぼう
  3. ステップ2:必要書類を準備する
  4. ステップ3:証券総合口座とつみたてNISA口座を開設しよう
  5. ステップ4:つみたてNISA口座開設確認後に取引をスタート
  6. 他の証券会社でつみたてNISA口座を持っている場合はどうする?
  7. 口座開設手順を確認し、スムーズにつみたてNISAを始めよう

主要ネット証券の1つであるSBI証券はどのような証券会社か?

金融
(画像= beeboys/stock.adobe.com)

SBI証券は、証券・銀行・保険・住宅ローンを中心とした金融サービス事業を展開する、SBIホールディングスに属するネット証券です。1998年に証券業の登録を受け、翌年10月にはインターネット取引をスタートしました。

SBI証券の主な営業方針は、「顧客の最善の利益の追求」と「顧客にふさわしいサービスの提供」です。それにより、2020年3月末には表1のそれぞれの項目で第1位を獲得するに至っています。

▽表1.2020年3月末時点のSBI証券の実績

項目 実績 ランキング
証券総合口座数 512万口座 主要ネット証券第1位
預り資産残高 12兆9,000億円
NISA口座数 165万口座
個人委託売買代金シェア 36.40% 証券業界第1位
外国株式取扱国数 9カ国 主要ネット証券第1位
先物・オプション商品数 先物12・オプション3
2020年「オリコン日本顧客満足度ランキング」 ネット証券第1位

このように多くの投資家が口座を開設しているSBI証券には、どのような特徴や魅力があるのでしょうか。ここでは、2つのポイントをみていきましょう。

ポイント1:投資信託の積立サービスを強化

SBI証券では、投資信託の積立を「貯蓄から資産形成」につなげる強力なツールと考えています。そのため、投資初心者から投資経験が豊富な人まで幅広く利用できるような、以下の4つのサービスを展開しています。

・サービス1:国内最多水準の投資信託取扱本数
2020年3月末現在、SBI証券で取り扱う公募投資信託は、国内最多水準の2,659本です。そのため、投資家は多くのファンドの中から、投資方針やリスク許容度に合った銘柄を選ぶことができます。

・サービス2:投資信託の購入時手数料が無料
2019年12月より、インターネットコース利用時のすべての投資信託の購入時手数料が無料(ノーロード)になりました。投資信託の購入では通常、販売会社に支払う報酬として購入時手数料が発生します。ノーロード投信に投資することで、コストを抑えた資産運用を目指せるでしょう。

・サービス3:NISAやiDeCoのサービスを拡充
NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)は、節税を図りながら投資信託の積立ができる制度です。これらのサービスを拡充するSBI証券では、2020年3月末の投資信託積立設定口座数は40万6,586口座、投資信託の積立設定額は210億5,600万円に上っています。

NISAもiDeCoも、積立による長期での資産の運用・形成を目指します。積立投資の残高が増えているということは、SBI証券は長期で取引をする証券会社として、多くの投資家に選ばれていると考えられるでしょう。

・サービス4:投信マイレージサービスの導入
投信マイレージサービスとは、投資信託の残高に応じてTポイントが貯まるポイントプログラムです。貯まったTポイントは、1ポイント1円として投資信託の購入に利用できます。また、Tカード番号登録を行うことで、すでに保有しているTポイントをまとめて使うことも可能になります。

ポイント2:カスタマーサービスセンターのサポート体制の向上

SBI証券では、カスタマーサービスセンターのサポート体制の向上にも取り組んでいます。店舗や窓口を持たないネット証券は、口座開設や取引の手続きを投資家自身で行わなければなりません。カスタマーサービスセンターが強化されることにより、投資初心者でも安心して取引をすることができるでしょう。実際に、SBI証券が2019年に受けた145万7,000件の問い合わせのうち、苦情が占める割合はわずか0.43%でした。

▽ネット証券比較ランキング

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SBI証券

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  2. ※1. アクティブプランの場合
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  2. ※1. アクティブプランの場合
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ステップ1:WEBそれとも郵送?口座開設方法を選ぼう

ここからは、SBI証券でつみたてNISAを始める手順を4つのステップに分けて解説します。まずはステップ1、口座開設方法の選択です。SBI証券では、WEBもしくは郵送での申し込みを受け付けています。選んだ方法によって開設までの所要時間などが異なるため、それぞれの特徴を確認してから手続きを始めましょう。

開設方法1:開設までの所要日数が短いWEB申し込み

WEB申し込みでは、WEB上で必要事項の入力や書類の提出を行います。SBI証券のホームページから、口座開設フォームの入力と必要書類をアップロードすれば、申込手続きは完了です。

WEB申し込みのメリットは、開設までの所要日数が短く最短2営業日でつみたてNISAをスタートできる点です。できるだけ早く取引を始めたい人は、WEB申し込みを利用するとよいでしょう。また、パソコンやスマートフォンといった端末とインターネット環境さえあれば、場所や時間を選ばずに手続きができるのもWEB申し込みの魅力です。

WEB申し込みをする際の注意点は、手続きのすべてを投資家自身で行わなければならないことです。パソコンやスマートフォンの操作が不慣れな人や、インターネット環境が不安定な場合には、郵送による手続きも選択肢となります。

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  1. ※2020年10月現在
  2. ※1. アクティブプランの場合
  3. ※2. いちにち定額コースの場合
  4. ※3. 買付は無料、売却のみ手数料がかかる。

開設方法2:書面で手続きするなら郵送申し込み

何らかの理由でWEB申し込みができない場合には、郵送申し込みも可能です。郵送申し込みでは、書面により手続きをします。まずはSBI証券のホームページから、口座開設書類を請求しましょう。送られてきた書類に必要事項を記入し、その他の必要書類とあわせて返送すれば、手続きは終了です。

郵送申し込みのメリットは、本人確認書類などをWEB上でアップロードする必要がない点です。WEB上での手続きに不安がある人などでも、申し込みがしやすい方法だといえるでしょう。なお、郵送申し込みを選択した場合、つみたてNISA取引開始までに最短で7営業日が必要です。

ステップ2:必要書類を準備する

開設方法を選んだら、次に表2の必要書類を準備します。書類の種類と詳細を、注意事項とあわせて確認しましょう。なお、本人確認書類を郵送で提出する場合には、犯罪収益移転防止法の観点から表2の書類のうち2種類の提出が必要です。

▽表2.口座開設に必要な書類および注意事項

項目 書類の種類 注意事項
本人確認書類 運転免許証 ・有効期限内(※)のものに限る
・公安委員会の印がはっきりと写るようにコピーする
・住所変更がある場合には、裏面のコピーも必要
住民基本台帳カードのコピー ・有効期限内のものに限る
・住所などの変更点がある場合、裏面のコピーも必要
日本国内パスポート ・自署欄がアルファベットのものは使用不可
・写真ページおよび所持人記入欄ページ(氏名・住所を記載)を提出
各種健康保険証 ・有効期限内のものに限る
・住所記入欄の記載が必要
各種年金手帳 ・年金の種類、氏名、住所の記載が必要
(1997年1月以降発行の青色年金手帳は、住所記載欄がないため使用不可)
印鑑登録証明書 発行後6カ月以内のものに限る
住民票の写し ・発行後6カ月以内のものに限る
・発行日と発行印確認のため、裏面のコピーも必要
・複数枚にわたる場合、全ページが必要
在留カード 有効期限まで2カ月以内の猶予があるものに限る
特別永住者証明書
マイナンバー書類 通知カード あわせて、写真付きの本人確認書類(1種類)もしくは、写真のない本人確認書類(2種類)の提出が必要
個人番号カード 表裏両面のコピーが必要

※各種書類の有効期限は、その書類がSBI証券に到着した時点での判断とします。

ステップ3:証券総合口座とつみたてNISA口座を開設しよう

必要書類をそろえたら、口座開設手続きを始めましょう。つみたてNISAで投資をするには、SBI証券の証券総合口座とつみたてNISA口座の両方が必要です。

証券総合口座がない人は同時申し込みをする

証券総合口座とつみたてNISA口座の両方がない場合には、同時に申し込み手続きをします。WEB申し込みでは、どちらの手続きもWEB上で完結できます。郵送申し込みの場合は、SBI証券から発送されたつみたてNISA申請書に必要事項を記載し、本人確認資料とあわせて返送しましょう。

証券総合口座とつみたてNISA口座は、同時に開設手続きが完了するとは限りません。つみたてNISA口座開設完了前に売買をしてしまうと、課税口座での取引となる点には注意が必要です。つみたてNISAを始める際は、必ずつみたてNISA口座の開設完了を確認して、取引をスタートしましょう。

証券総合口座を持っている人はつみたてNISA口座の申し込みのみでOK

すでに証券総合口座を持っている人は、WEBもしくは郵送でつみたてNISA口座の申し込みのみをしましょう。証券総合口座開設時にマイナンバー登録が完了している人は、新たにマイナンバー書類を提出する必要はありません。

ステップ4:つみたてNISA口座開設確認後に取引をスタート

つみたてNISA口座の開設が完了すれば、取引をスタートできます。開設の通知は、WEB上でログインするお客様ページ内の「重要なお知らせ」で確認可能です。

つみたてNISAの開設には税務署の審査が行われる

つみたてNISA口座の開設では、開設前に税務署の審査が行われます。これは、非課税制度の公正性を保つためです。NISA口座の開設は、NISAの種類に限らず1人1口座までと決められています。そのため2つ以上の口座を保有することがないよう、開設前にチェックが行われるのです。

税務署の審査は、通常1~2週間かかります。投資を早く始めたいと考えている人は、開設手続きを計画的に進めておきましょう。

簡易NISA口座開設(仮開設)制度を活用すれば早く取引を始めることも可能

SBI証券では、簡易NISA口座開設(仮開設)制度を設けています。この制度を活用すれば、税務署の審査結果が出る前に、つみたてNISA口座での取引が可能となります。仮開設完了の通知も、お客様ページ内の「重要なお知らせ」から確認しましょう。申し込みから「最短(WEB 2営業日、郵送7営業日)」での取引は、同制度を利用することで可能になります。

なお、簡易NISA口座での取引後に税務署の審査が非承認となった場合、簡易NISA口座内の残高は課税口座で取引したものと訂正されます。税務署での審査結果に不安がある人は、審査後の本開設を待ってから取引を始めると安心です。

他の証券会社でつみたてNISA口座を持っている場合はどうする?

先述のとおり、NISA口座は、1人1口座しか開設できません。そのため、他の金融機関ですでにつみたてNISA口座を保有している場合には、金融機関の変更をする必要があります。金融機関の変更は、年単位で可能です。変更を希望する場合には、変更したい年の前年の10月1日から、変更したい年の9月30日までに手続きを行いましょう。

変更手続きではまず、変更前の金融機関に「金融商品取引業者等変更届出書」または「非課税口座廃止届出書」を提出し、「勘定廃止通知書」もしくは「非課税口座廃止通知書」を受け取ります。その後、SBI証券に「非課税口座開設届出書」を提出します。マイナンバー登録をしていない人は、マイナンバー書類も提出しましょう。書類の提出後、SBI証券および税務署の確認が行われ特に問題がない場合には、つみたてNISA口座の変更手続きは完了です。

なお、変更したい年の属する年の1月1日以降、変更前の金融機関のNISA口座で買付けがあった場合には、その年は金融機関を変更することができなくなります。よって、つみたてNISAの移管では、前年度中に移管手続きをすませることが重要です。移管したい年になってからの手続きの場合は、一時的に自動積立をストップすることも考えておきましょう。

口座開設手順を確認し、スムーズにつみたてNISAを始めよう

つみたてNISAを始めるには、証券総合口座とつみたてNISA口座の開設が必要です。つみたてNISA口座開設には通常1~2週間かかりますが、SBI証券の簡易NISA口座を活用すれば最短2営業日で取引をスタートできます。

つみたてNISA口座の開設には、本人確認書類やマイナンバー書類が必要です。必要書類や手順などをあらかじめ確認し、スムーズにつみたてNISAを始めましょう。