【関連記事】
ネット証券をランキングで比較!
スマホでネット証券の株取引を始める時に注意しておきたい3つのこと
株式投資に必要な資金はいくら?10万円以下で購入できる東証一部銘柄も紹介
株式投資の初心者がやってはいけない4つのこと 銘柄の選び方や投資方法は?
株の始め方5ステップ 証券会社選び、いくら投資すべきか、銘柄選び、NG行動など初心者が知っておきたいこと
ANAとJALの株主優待を徹底比較!お得なのはどっち?

## 株式数比例配分方式とは何か?

株式数比例配分方式(カブシキスウヒレイハイブンホウシキ)
(画像=筆者作成)

株式数比例配分方式は、上場株式の配当金やETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)の分配金の受取方法の一つであり、各証券会社で保有する上場株式等の数量に応じて、配当金や分配金をそれぞれの証券口座で受け取る方法だ。配当金・分配金は、支払い開始日に各口座へ自動的に入金される。

例えばA社の株式を1,000株(B証券で300株、C証券で700株)保有しており、源泉徴収後の配当金額の合計が1万円の場合、B証券の口座に3,000円、C証券の口座に7,000円がそれぞれ入金される。

株式数比例配分方式を利用するには、証券会社にあらかじめ申し込んでおく必要がある。複数の証券会社に証券口座を持っている場合、一つの証券会社で株式数比例配分方式を選択すると、すべての証券口座で受取方法が株式数比例配分方式に変更される。

この他、配当金や分配金の受取方法には以下のようなものがある。

・配当金領収書方式
発行会社から郵送される配当金領収書を、ゆうちょ銀行等の窓口で提出し、配当金領収書と引き換えに配当金等を受け取る方法。受取方法を指定しない場合は、この方式で受け取ることになる。

・個別銘柄指定方式
銘柄ごとにあらかじめ指定した金融機関の預金口座で配当金等を受け取る方法。

・登録配当金受領口座方式
保有するすべての銘柄について、あらかじめ指定した金融機関の預金口座で配当金等を受け取る方法。

NISA口座で受け取る上場株式の配当金等を非課税にするには株式数比例配分方式の利用が条件

NISA口座で保有する上場株式等の配当金を非課税で受け取るには、株式数比例配分方式を選択していなければならない(株式投資信託の分配金は受取方法にかかわらず非課税)。

その他の方法で受け取った配当金は課税対象となり、確定申告をしても還付されない。NISA口座で上場株式等を保有する人は、特別な事情がない限り「株式数比例配分方式」を選択するのが賢明だ。

【合わせて読みたい記事】
配当(ハイトウ)
配当落ち(ハイトウオチ)/権利落ち(ケンリオチ)
配当性向(ハイトウセイコウ)
配当利回り(ハイトウリマワリ)

MONEY TIMES

【関連記事】
ネット証券をランキングで比較!
スマホでネット証券の株取引を始める時に注意しておきたい3つのこと
株式投資に必要な資金はいくら?10万円以下で購入できる東証一部銘柄も紹介
株式投資の初心者がやってはいけない4つのこと 銘柄の選び方や投資方法は?
株の始め方5ステップ 証券会社選び、いくら投資すべきか、銘柄選び、NG行動など初心者が知っておきたいこと
ANAとJALの株主優待を徹底比較!お得なのはどっち?