2021年6月25日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日24日(木)の米国株は上昇。S&Pやナスダックが最高値を更新している。きっかけはインフラ投資計画の暫定合意。ブルームバーグによれば、バイデン米大統領はインフラ投資計画について、超党派の上院議員グループと暫定的な合意に達したことを明らかにしたと報道しており、それが米国株を底堅くした展開。枠組みの規模は5590億ドル。かなり金額が小さくなったような印象だ。しかし、米国の西原氏の友人曰く、コロナ禍において何兆ドルもの予算が組まれるとの報道が飛び交っていたため、数字の感覚が麻痺しているだけで、この「5590億ドル」というのは至極まともな数字だとの事。ただバイデン米大統領は、この同意案は共和党が反対している「さらに多額の資金を投じる」別の法案と進められるとも指摘している。仮にその別の法案も進められなければサインしないという意味になるため、まだ流動的。

現在の為替相場の戦略やスタンス

バイデン氏の再優先課題の一つが合意に向かったという意味ではマーケットにとってポジティブなのだろう。基本的なドル高トレンドは変わらず、ユーロ/米ドルの戻り売り継続。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。