2021年10月1日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

岸田新体制が徐々に固まってきた。幹事長は甘利氏、高市氏は政調会長。麻生氏は副総裁 官房長官は松野氏。そして注目の河野氏は広報本部長と「冷遇」。ノーサイドはどこへというイメージ。河野氏は、「外務大臣→行革担当→広報本部長」と左遷コースに落ち込んでしまった。捲土重来を期するところだろうか。

現在の為替相場の戦略やスタンス

昨日9月30日(木)は第3四半期末の相場であったため、為替相場は方向感なく乱高下。結果的には、米ドル/円の節目である112.00円レベルは教科書通り一旦キャップされ反落。米10年債利回りが1.50%を再び割りこみ、1.49%台で引けたことが要因なのだろうが、節目の112.00円レベルは一回では回復できなかったというところ。ただユーロ/米ドルの1.1600ドルレベルは割り込んでおり1.1565ドルレベルで推移。気になるのが、本日1日(金)から10月が始まるということ。半期末が変わると相場が一変することもあるため気をつけている。例えば、今年の3月31日にユーロ/米ドルは1.1704ドルの安値に到達。マーケットでは4月以降もそのまま戻りが弱いというのがコンセンサスだったが、4月以降は方向性を切り返し、5月には1.2266ドルまで急騰している。米ドル/円も同様。3月31日の110.97円がトップで反落している。これまで述べてきた通り、中期的にはドルに対して強気のスタンスのままだが、ドルストレート通貨は一旦様子見。豪ドル/円の押し目買いスタンスは変わらず。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。