Ridgelinez株式会社は9日、りそな銀行、富士通株式会社、株式会社KADOKAWAと提携し、3社が実施する、大型文化複合施設「ところざわサクラタウン」での電子通貨決済の実証実験に対し、ブロックチェーン技術を用いた独自システムを提供したことを発表した。

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(画像=Shutterstock)

この実証実験は、ところざわサクラタウンにおいて、電子コイン「サクラタウンコイン」を用いて電子通貨決済を行うもの。11月1日から来年の4月10日まで実施される予定だ。

Ridgelinezが開発したサクラタウンコインの発行とブロックチェーンを用いたシステムは数字でその価値を示す「FT」(Fungible Token)と、画像や音声などのデジタルデータにその作者や所有者という属性を与える「NFT」(非代替性トークン)のそれぞれの特長を併せ持つ。

サクラタウンコインで利用される電子コインには、このNFTの技術を用いることで、「ケロロ軍曹」、「コバトン」(埼玉県マスコット)、「トコろん」(所沢市イメージマスコット)、「りそにゃ」(りそなグループのコミュニケーションキャラクター)などのイラストが描かれている。FTの仕組みを利用し通貨としての価値もあるので、ショッピングでの利用が可能だ。各キャラクターには日本円と同じ通貨単位(1、5、10、50、100、1,000、2,000、5,000、10,000円)にあたる9種類が用意されている。

また、一般的な電子マネーとは異なり、電子コインによる商品の売買には「おつり」が発生する。これにより、どのようなコインがおつりとして返ってくるのかといった楽しみも生まれる。

実証実験開始時、電子コインは「ところざわサクラタウン」内にある書店「ダ・ヴィンチストア」で購入が可能となっている。現時点では同店舗のショッピングの支払いに利用できる。今後は取り扱いを希望する他施設や周辺の施設へ対応を順次拡大していく。

この実証実験ではサクラタウンコインが利用者や取扱店でどのように評価されるのか。顧客満足度やエンターテインメント性、地域復興策としての効果、そして安全性を検証するという。

コインのデザインも順次追加される予定で、実験期間中も随時更新、改修しユーザーの利便性、魅力向上を目指す。

Ridgelinezでは本システムの実証実験を2018年から実施してきた。FC岐阜とアニメ「刀使ノ巫女」や「みにとじ」とコラボした「みにとじコイン」を発行したこともあり、また海外での実績もある。(提供:月刊暗号資産