2021年12月21日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

クリスマス前で、為替相場全体が動かなそうだ。ロンドン市場は来週27日(月)、28日(火)が休場のため、本格的に動き始めるのが29日(水)以降だろう。しかしその頃は、日本はもう年末ムードなので薄商いとなりそうだ。基本的に米ドル/円は、113円台のレンジ相場になるかと思う。

現在の為替相場の戦略やスタンス

気をつけたいのが来年2022年の1月3日(月)。この日、日本は正月休みだが海外市場は空いているため、状況としては2019年のフラッシュクラッシュと同じとなる。もちろん、だからといって同じことが起こるとは思わないものの、年末年始のポジションの持越しは慎重に行ないたい。たとえば米ドル/円のロングポジションを持っていて年末に急激に下がった場合、1月3日(月)に持ち越すのは危険なため、そこは注意が必要だろう。個人的には強気目線は買えていないが、112円台前半が割れてくるとトレンドが変わるのでそこも注意したい。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。