この記事は2022年3月29日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


米ドル,円
(画像=PIXTA)

2022年3月29日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

2022年3月28日(月)、米ドル/円が125円台の高値を付けた。しばらく円安トレンドは不変だとは思うが、3月の1カ月間でここまでの値動きになるとは、上昇速度が速かったという印象だ。

米ドル/円月足チャートを見ると長大陽線が出ている。トランプラリーのときは少し違ったが、こうした線が出る時は、おそらく新しい相場の始まりだろう。

ただ、買われ過ぎのため、目先は122~125円の持ち合い局面を想定している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

明後日3月31日(木)に年度末を迎えるが、そのフローがどちらに傾くかは不透明。しかしながらここまで大きく動いていると、円買い方向の可能性が高い。

ただ、中長期的な円安トレンドは不変のため、戦略としては押し目買い。そして来月4月以降は、130円を狙う動きを期待したい。

▽米ドル/円の日足チャート

220329shimaL
(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。