日経平均 | 2万6,319.34円 ▼684.22円 |
為替 | 1ドル=130.63円 |
売買高(東証一部、以下同) | 12億9,974万株 |
売買代金 | 2兆9,696億4,000万円 |
値上り銘柄数 | 211銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,598銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 88.41% |
市況概況
月初の買いが終わり大幅安
週末の米国株が相変わらず軟調だったこともあり、本日(2022年5月9日)の日本市場は売り先行となった。
先週に見られたような月初の買いは見られず、買い材料がほとんどないことから、改めて米国のインフレ懸念や中国の景気鈍化などへの懸念から売りなおされる銘柄が多くなった。節目と見られる2万6,700円を割り込み、下値の節目の2万6,500円を割り込んだことも売り急ぐ動きになった。
昼の時間帯には、若干、下げ渋り感が見られたものの、後場に入ってもさえない展開は続いた。
いっこうに買い気が盛り上がらず、期待されたNTTデータの会見も肩透かしとなり、手仕舞い売りを急ぐ動きになった。日経平均VI(ボラティリティ・インデックス)も急騰して売りが売りを呼ぶような展開になり、結局はほぼ安値引けとなった。
小型銘柄も引き続き買われすぎ感から売られるものが多く、見切り売りに押されて東証マザーズ指数は大幅安となった。
先物はまとまった買いはほとんど見られず、まとまった売りが散発的に見られるという状況で指数を下押す場面もあったが、断続的な売りは見られず方向感を出すようなこともなかった。
改めて買える状況にないということで売り直された形だ。月初の買いが終わると途端に「セルインメイ」ということになった形だ。
米国でもインフレが進むなかで金融緩和の終了が粛々と進み、金利も上昇しており、今後の日本経済への影響も懸念される。今に始まったわけでもないが、改めて買われすぎ銘柄の修正安が行われているということなのだと思う。
割安感が出てきているものから底堅さが見られるものと思われ、ここからは今度は下値模索の中での買い場探しということでいいのだろう。
テクニカル分析
日経平均
雲のねじれの日柄で大きな下落となり、下値模索ということになる。今度は雲に上値を抑えられてしまうのかどうかが注目される。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。