日経平均 | 2万8,234.29円 290.34円 |
為替 | 1ドル=132.97円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 11億7,458万株 |
売買代金 | 2兆6,762億円 |
値上り銘柄数 | 1,413銘柄 |
値下り銘柄数 | 356銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 114.74% |
市況概況
堅調な地合いが続き2万8,000円を超えて大きく上昇
米国株は上値も重かったが夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことで2022年6月8日の日本市場は買い先行となった。
朝方発表されたGDP(国内総生産)が上方修正されたことも買い戻しを急ぐ動きになり、寄り付きの買いが一巡となっても堅調な展開が続いた。下がらないから買うというような状況で割安銘柄なども堅調だった。
昼の時間帯は若干手仕舞い売りに押される展開となり、後場も前場の終値を下回って始まった。ただ、寄り付きの売りが一巡となった後は買い戻しも入り上値の節目と見られる2万8,200円水準で指数は小動きとなった。
上値の重さが嫌気されて下げかける場面もあったのだが、その都度少し下げるとすかさず買い戻しが入るという状況で結局最後まで買い戻はし続き高値引けとなった。値上がり銘柄数は前場よりも減少しており、買い戻しが主体と思われる。
小型銘柄も買い直しの動きがあって堅調なものが多くなった。マザーズ指数は大幅高だった。
先物は特にまとまった売り買いが見られたということでもないのだが持高調整やヘッジの買いなども見られ指数を支えるような場面もあった。ただ、大きく指数を押し上げる、あるいは押し下げるようなこともなく、方向感には乏しい展開だった。
先物・オプションSQ(特別清算指数)算出を意識しているのか、異様に強い相場展開となっている。2021年9月や2022年3月のように買い材料がないから空売りが積み上がり、買い戻しが入るので高いということなのだろう。
いずれ買い戻し一巡となると下がるのだろうし、すでに買い戻しが終わった銘柄などは冴えないものもあり、指数だけが高いということだ。
普通に考えればSQまでの上昇と考えられるがそう思って意外に空売りが積み上がる、あるいは買い戻しが遅れればさらなる上昇となるのだろう。いずれにしても目先の需給だけの相場ということだ。
テクニカル分析
日経平均
大きな陽線となって、上値を試す動きが期待されるが、移動平均線や基準線などからの乖離も大きくいったんは調整となるのだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。