この記事は2022年7月6日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=taa22/stock.adobe.com)

2022年7月6日(水)の午前11時すぎに現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

2022年7月5日(火)の為替市場は、クロス円が急落。まず注目のRBAはコンセンサス通り、50bp(0.5%)の利上げを実施。政策金利は1.35%に。RBA直前に93.98円まで反発していた豪ドル/円はセル・ザ・ファクトで反落。一時92.00円割れまで下落している。

欧州市場に入ると、欧州通貨が急落。ユーロ/米ドルは前回安値を更新、英ポンド/米ドルにいたっては1.2000ドルを割り込んできている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ユーロ/スイスフランのショートは継続。ユーロ/米ドルは前回安値を割り込んで、現在1.0260ドルレベルとパリティー(=1.00)に向けて下落中。

米ドル/円はクロス円の下落過程で押し目買いのチャンスが来ると想定している。ユーロ/スイスフランに加え、ユーロ/米ドルも戻り売りスタンスで臨みたい。

▽ユーロ/スイスフラン の日足チャート

220706nishiharaL
(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。