この記事は2022年9月20日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2022年9月20日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。
現在の為替相場の傾向や相場観
今週は22日(木)日本時間未明のFOMC、正午過ぎの日銀政策金利発表が焦点だ。さらに同日には英中銀やスイス中銀の政策金利発表もある。
FOMCは0.75%でほぼ織り込まれているとは思うが、ドットチャートがどの程度上方シフトするか、そして今回はロンガーランのレートが上方にシフトするかどうかが注目されるだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
日銀に関しては海外勢の警戒感が非常に強く、オプション市場を見るとドルプットの買いが相当出ている。
日銀が何らかの政策変更と同時に介入にも踏み切るのではないかという見方が相当強く、それは絶対にないと思っている日本勢とは好対照だ。
その意味では日銀の政策変更が仮に全くなかった場合、23日(金)の祝日にドル上昇リスクはかなりあるだろう。日銀の政策発表と黒田総裁の会見を待ちたい。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。