この記事は2022年11月9日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PIXTA)

2022年11月9日(水)の午前10時すぎに現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日8日(火)までのマーケットは、ドル金利が底堅いにも関わらず、ドル続落。米2年債利回りが4.799%と急伸しているにも関わらず、米ドル/円は反落。ドル金利とドルの動きの相関性が切れていた状態。

ただ昨日8日(火)のNY市場はドル金利が反落したため、ドルの下落が加速している。米10年債利回りが4.12%へと反落する中、米ドル/円は146.00円をあっさり割り込み、本日9日(水)午前10時前の時点で145.21円まで下落。

現在の為替相場の戦略やスタンス

前回の米ドル/円の安値は10月27日の145.11円。よって、145.00円割れにはドルロングのストップロス注文が増えているといわれており、警戒域となっている。

ドルは対円のみならず、対ユーロでも続伸しており、現在1.0077ドルと1.0100ドルブレイクを目指す展開。戦略としては米ドル/円の戻り売りスタンス継続で臨みたい。

▽米ドル/円の日足チャート

221109nishiharaL
(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。