エネルギー問題のよくある質問集

エネルギー問題を解決するには、現状を理解した上で対策を立てる必要がある。ここからはエネルギー問題のよくある質問をまとめたので、気になるポイントをしっかりと押さえていこう。

Q1.エネルギー問題とは?どんな弊害が起こる?

世界中で人口が増えた現代では、化石燃料の消費量増加によってエネルギー枯渇が懸念されている。また、化石燃料はCO2の排出を伴うため、温室効果ガスの増加による温暖化も問題となっている。

特にエネルギー自給率が低い日本は、海外からの輸入に大きく依存しているので、早急に解決策を打ち出さなければならない。

Q2.エネルギー問題の例を知りたい

エネルギー資源に乏しい日本は、以下のようなエネルギー問題を抱えている。

・世界の国々とのエネルギー獲得競争
・化石燃料による温室効果ガスの排出
・再生可能エネルギー導入による電気料金の高騰

新型コロナウイルスが蔓延した2020年以降は、石油価格が高騰した影響で多くの家庭が経済的に苦しめられている。慢性的にエネルギーの供給が不足すると、企業活動にも大きな影響を及ぼす恐れがある。

Q3.日本のエネルギーの現状や課題は?

コロナ禍や脱炭素化の影響により、2015年以降の日本ではエネルギーの供給不足が顕在化している。原油価格は2020年中頃から上昇を続けているが、それでも日本はエネルギーの大部分を輸入に頼るほかない。

このような流れを受けて、経済産業省は独自の資料として「エネルギー白書2022」をまとめており、カーボンニュートラルなどの政策を打ち出している。

Q4.日本はなぜエネルギーが不足している?

日本のエネルギー不足は、国内の資源の少なさが要因である。

日本は一次エネルギー国内供給のうち80%を化石燃料で賄っているが、そのほとんどを海外から輸入している。そのため、オーストラリアや中東などからの供給が停滞すると、短期間で深刻なエネルギー不足につながるリスクがある。

Q5.国内の原油埋蔵量、ガス埋蔵量は?

日本国内で確認されているエネルギー埋蔵量は、原油が約545万㎥、天然ガスが282億㎥と言われている(※2020年8月時点)。石灰石やヨードをはじめ、世界トップクラスの埋蔵量を誇る地下資源もあるが、これらはエネルギー問題を解決できる資源ではない。

つまり、現状ではエネルギーの大部分を輸入に頼るほかないため、日本は原油価格またはガス価格高騰の影響を大きく受けてしまう。