この記事は2023年1月26日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2023年1月26日(木)の午前11時すぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。
現在の為替相場の傾向や相場観
米ドル/円相場は、20日移動平均線に頭を抑えられて上値を切り下げる展開が続いている。昨日25日(水)はBOC(カナダ中銀)が利上げ停止を示唆したことでFRBの利上げ打ち止めも近いとの観測が浮上。
本日26日(木)の仲値公示前には129.10円付近まで下落する場面もあった。公示後はやや値を戻しているものの、130.40円台に下降中の20日移動平均線が本日26日(木)も強い抵抗になると見られ、上値余地は限られそうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円はここから、再び軟化して23日(月)に付けた今週安値の129.04円前後を下抜ければ、128円台前半まで下げ足を速める可能性もある。129円台を維持できるかが本日26日(木)の見どころだろう。
本日26日(木)の注目材料として、米10~12月期国内総生産(GDP)・速報値、米新規失業保険申請件数(いずれも22時30分)などが予定されている。
▽米ドル/円の4時間足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。