本記事は、岡本康氏の著書『FIREできる不動産投資3つのルール』(standards)の中から一部を抜粋・編集しています。

悩み
(画像=japolia/stock.adobe.com)

投資家が抱える悩み

投資家の悩み(1)「いくら儲かるか、わからない」

物件情報サイトの情報を見て、あなたはストレスを感じることがありませんか?

私は大いに感じています。ストレスを感じている最大の原因は、「結局、いくら儲かるかわからない」からです。一目でどれだけキャッシュを残せるか、わからないのです。

しかし、それも当然のことといえるでしょう。物件情報サイトの運営者は投資家ではありませんし、物件情報自体は不動産会社によって掲載されます。

サイトの運営者としては、どのような物件情報であっても、掲載される数が多いほうが利益になります。不動産会社としては、売主の希望価格をそのまま載せるだけで、投資家の目線はありません。

いくら儲かるかわからないなら、簡単に計算できるようにしようというのが、わたしが考えたキャッシュフロー投資法の原点です。構造、利回り、築年数などの物件情報から、一瞬で投資の判断ができるルールを作りました。ただ、必要な数値を取り出して手作業で計算するのは、かなり手間がかかる作業です。これも大きなストレスです。

投資家の悩み(2)「検索作業を毎日欠かさずやらないといけない」

キャッシュフロー投資法のルールをクリアする物件は、なかなか見つかりません。

買うべき物件は、返済比率が50%以下になる物件です。200万円ルールと100万円ルールをクリアする物件では、指し値を入れて問題なければ買うべき物件となります。

優良物件を見つけるために検索する。しかも、毎日。検索しなかった日に優良物件がでていたらと想像すると、冷や汗が出る。こんな悩みはありませんか? 不動産投資の本やセミナーなどで、「毎日かかさず、検索すべし」と、けっこうなプレッシャーを与えられていませんか?

わたしには、それは到底無理です。365日モチベーションを維持して優良物件を地道に探すのは、絶望的に不可能だと思われます。

不動産情報サイトに掲載されている物件は、投資に値しないものがほとんどです。エリア別、利回り、構造、価格などで絞り込みはできます。それでも、自分である程度時間をかけて、選別していくしかありません。よさそうだと思ってシミュレーション計算をしても、投資基準を満たさない物件のなんと多いことか。

「優良物件は、物件情報サイトから瞬間蒸発する」という都市伝説的なうわさもありました。そうであれば、毎日サイトを検索しても優良物件は見つからない可能性もあります。

なんとか不動産情報サイトから毎日、自動的に確実に儲かる物件情報だけ抽出できないものか?

探しましたが、そのようなサービスは見つかりませんでした。

FIREできる不動産投資3つのルール
岡本康
1965年生まれ、名古屋市出身。愛知大学法経学部卒。
ブルー・ソリューションズ株式会社代表取締役。
営業系の転職を4回経験。不動産投資を知り勉強を始め、2021年3月に会社員生活に終止符を打ちFIREを達成。
不動産の投資総額約10億円、FIRE時点での年間キャッシュフローは8桁、保有する不動産以外の金融資産は9桁達成。友人と不動産投資家のための優良物件選別システムを構築した。
優良物件選別システムは、日本初のAIを使った不動産投資に特化した情報解析システムで、Web上に公開されている数万件の不動産物件情報の中から希望するスペックの物件を抽出することができる。このシステムを使い不動産投資家に優良物件情報配信サービスを提供している。
現在は不動産資産管理会社と不動産情報解析サービス会社を経営。不動産投資で資産を築く投資家のためにノウハウを伝えて、FIREするためのサポートを行っている。

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