サントリーの創業者である鳥井信治郎の遺作としても有名な「ローヤル」。
かつては高級ウイスキーの代名詞だった銘柄ですが、実際どんな味なのか知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「ローヤル」の味やおすすめの飲み方を、ボトルの種類や歴史とともにご紹介します。

この記事の監修者

浅野まむ
(画像=「whiskeen」より引用)

浅野まむ

お酒とBarを愛しています。バーテンダー歴8年、現在ライター。ウィスキーエキスパート資格持ち。 1人で飲むのも、大勢で飲むのも、2人で飲むのも、なんでも好きです。

「サントリーウイスキーローヤル」とは

whiskeen
(画像=画像出典:【山崎蒸溜所】こだわりが込められたウイスキーのボトルデザイン|サントリーウイスキー蒸溜所便り | SUNTORY 公式ブログ、「whiskeen」より引用)

「サントリーウイスキーローヤル」(※以下、「ローヤル」とする)は、サントリーから販売されている国産ブレンデッドウイスキーです。
1960年の発売以降、日本の高級ウイスキーの代名詞として人気を博してきました。
初代マスターブレンダー鳥井信治郎によってブレンドされた「ローヤル」の味わいは、甘く華やかな香りと、やわらかくなめらかな口あたりが特徴です。

「ローヤル」はサントリーの創業60周年を記念し、1960年に誕生しました。
鳥井信治郎の天才的なインスピレーションと、日本人の味覚研究や市場調査によって、こだわり抜かれたブレンド比で造られた傑作ウイスキーといわれています。

桜吹雪をイメージした甘く華やかな味

大阪府島本町にある山崎蒸溜所を抜けると、椎尾神社という神社にたどり着きます。
椎尾神社は春になると桜が咲き、鳥居に桜吹雪が降りかかりますが、「ローヤル」は椎尾神社の桜吹雪をイメージしてブレンド設計されました。
「ローヤル」のブレンド比は、美しく舞う桜の花びらのような、甘く華やかな味わいを生み出しています。

正しい名前はローヤル?ロイヤル?

「ローヤル」のラベル表記は「ROYAL」ということから、「ロイヤル」と読み間違えたり、書き間違えられたりするようです。
しかし、カタカナ表記は「ロイヤル」ではなく「ローヤル」が正しく、サントリー公式サイトにも「ローヤル」で記載されています。

「ローヤル」が正式名称ですので、「ローヤル」について検索する際は注意しましょう。