「サントリーウイスキーローヤル」の歴史
サントリーの創業60年とともに生まれた「ローヤル」ですが、誕生の背景にはどのような歴史があるのでしょうか。
「ローヤル」を語る上で欠かせない鳥井信治郎との関係とともに、「ローヤル」の歴史をご紹介します。
初代マスターブレンダー最後の名作
サントリー創業者の鳥井信治郎は、創業者でありながら初代マスターブレンダーとして、さまざまなウイスキーを造ってきました。
日本人が本当においしいと感じる味わいを常に探求し、たどり着いたのがブレンデッドウイスキー「ローヤル」です。
「ローヤル」は鳥井信治郎が追い求めた、輸入もののウイスキーに引けを取らない国産ウイスキーを造るという「夢」の到達点でした。
「ローヤル」発売後間もなく鳥井信治郎はこの世を去り、「ローヤル」は彼の造った最後の名作としても、その名を知られるようになりました。
初代マスターブレンダー鳥井信治郎とは
サントリーの創業者の鳥井信治郎は、「大阪の鼻」と呼ばれるほどの鋭い感性を持っていたといわれています。
その感性で、初代マスターブレンダーとして数々のウイスキーを造り出してきました。
「船来ものに負けない国産ウイスキーを」
この鳥井信治郎の志によって生み出されたのが、遺作である「ローヤル」です。
独創的なボトルデザイン誕生秘話
「ローヤル」のボトルは、他のウイスキーとは異なる珍しい形をしています。
独創的なフォルムのボトルは、「酒」という漢字の「酉」を表現しています。
「酉」は、干支の「とり」であると同時に、酒器の意味も持つ漢字です。
また、緩やかにカーブがかかったボトルキャップは、「ローヤル」の味わいのイメージにもなった椎尾神社の鳥居がモチーフです。
ボトルキャップには、鳥井信治郎の「鳥井」と「鳥居」をかけた意図も込められています。
細部にまでこだわり抜かれた「ローヤル」のボトルデザインは、鳥井信治郎の傑作ウイスキーの意匠として、誕生から60年以上経った現在も、ウイスキーファンに愛されています。
数量限定の干支ボトルも人気
容量 | 600mL |
アルコール度数 | 43% |
希望小売価格(税別) | 8,800円 |
サントリーでは年末が近づいてくると、翌年の干支にちなんだ干支ボトルが発売され、年末年始の風物詩となっています。
干支ボトルの中でも「ローヤル」のボトルは干支の動物を模したデザインになっており、ギフトやコレクションとして人気です。
過去に発売されたものは、通販サイトやオークションサイトにて高額で取引されています。
干支ボトルは毎年数量限定での販売となるため、事前にサントリー公式サイトをチェックしておくのがおすすめです。
発売は毎年11月末頃、販売に関するお知らせは毎年9月中旬頃に公式サイトにアップされています。
参考:サントリーウイスキー ウイスキー・オン・ザ・ウェブ サントリー