ビジネスマンが嗜むスポーツと言えば、やはりゴルフのイメージが強い。日本には「ビジネスゴルフ」という用語があるほど、ビジネスとゴルフには深い関係がある。多くの経営者がなぜゴルフを趣味にするのか、その理由や競技ゴルフとの違いを押さえていこう。

目次

  1. 一流ビジネスマンがゴルフに惹かれる理由
    1. ゴルフ会員権がステータスになる
    2. コミュニケーションを取れる時間が長い
    3. 始める年齢に制限がない
  2. ビジネスゴルフと競技ゴルフは何が違うのか?
  3. 実は楽しむことが前提のビジネスゴルフ
  4. ビジネスゴルフは始まる前と終わった後がポイント
  5. まずはルールやマナーを確認し、ゴルフ自体を楽しめる環境を整えよう
経営者はなぜゴルフをするのか? ビジネスとゴルフの深い関係
(画像=CandyRetriever/stock.adobe.com)

一流ビジネスマンがゴルフに惹かれる理由

一流ビジネスマンにとって、ゴルフは娯楽とビジネスを兼ねたスポーツである。数あるスポーツの中でなぜゴルフが特別視されるのか、まずは一流ビジネスマンが惹かれる理由を解説しよう。

ゴルフ会員権がステータスになる

名門と呼ばれるゴルフ場や、歴史があるゴルフ場には「会員制」のシステムが存在する。基本的には出資や預託金によって会員資格を得られるが、厳しい入会審査が設けられていたり、ほかの会員からの紹介が必要になったりする例も少なくない。

そのため、ゴルフ場によっては会員権を持っていることが、「人脈の広さ」や「社会的地位の高さ」の証明になる。もちろん、会員同士でコミュニケーションを図ることもできるので、情報共有や人脈作りの場としてもゴルフ場は役立つだろう。

コミュニケーションを取れる時間が長い

4人1組でゴルフをプレーする場合は、全18ホール(1ラウンド)を回るのに4時間ほどかかる。2~3人でも3時間以上はかかるため、ゴルフは他人とコミュニケーションを取れる時間が長い。

また、利用するゴルフ場によっては、数合わせとして別の会員を紹介してもらえる場合がある。厳しい審査に通過した他会員とプレーをすれば、ゴルフを通して仲良くなれるのはもちろん、ビジネス面で有益な情報もやり取りできるはずだ。

始める年齢に制限がない

スポーツは始める年齢が若いほど有利だが、ゴルフはフィジカル面での年齢差が比較的少ないと言われる。全力疾走のような激しい負荷のかかる動きがないため、娯楽の範囲であれば始める年齢に制限がない。

つまり、ゴルフは幅広い世代から愛されるスポーツであり、一度始めるとシニア層になっても楽しめる。また、メンバーを紹介してもらえるゴルフ場を選べば、さまざまな年齢の会員と知り合うことで、人脈やビジネスの幅も広げられるだろう。