この記事は2023年3月31日(金)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2023年3月31日(金)の午前9時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日30日(木)の米国株は続伸。ハイテク株が上昇をけん引し、ナスダック100指数は0.9%高。一方、S&P500種の金融株指数は反落。米国債は年限が長めの国債が買われ米国10年債利回りは、3.55%へ反落。外為市場ではドルが主要10通貨に対して総じて下落。
米利上げサイクルが終わりに近づきつつあるとの観測が背景にあるが、期末の資金フローが影響していると想定している。一方、米2年債利回りは4.1195%と底堅く推移しており、呼応して米ドル/円は132.85円と高止まり。株が堅調なこともあり、リスクアセットである豪ドル/円は89円台を回復した。
現在の為替相場の戦略やスタンス
本日31日(金)は期末。ここまでの期末フローはクロス円で買いが目立っており、縮小するも戦略としては豪ドル/円のロングを継続。
▽豪ドル/円の日足チャート
*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。