この記事は2023年4月18日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Maximusdn/stock.adobe.com)

2023年4月18日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

現在の米ドル/円は、ゆりかごで揺られており、ちょうど心地よい水準にいるかのように見える。ただ、値動きとしてはその中で下値が切り上がってきている。4月に入ってから3連続陰線のあと3連続陽線という完全な行って来いの動きをやり、次に2連続陰線のあと先週末14日(金)の長大陽線が出て、一発で再び行って来いとなった。

米指標結果が悪いとみんなドルを売るのだが、一瞬しか下がらなくなっており、すぐに戻ってきてしまう。また日本のマーケット参加者からすると133円台後半や134円レベルは高くて買えないというイメージ。そのため売りから入り、マーケットがショートになって昨日17日(月)の夜に吹き上がったという格好。

昨日17日(月)は、NY連銀製造業景気指数がマイナス予想に対し、プラスの結果が出たことも大きかった。これを受けて6月の利上げの話まで浮上。来月5月に関しては、25bp利上げがコンセンサスとなってい

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、131.50~135.00円。一昨日16日(日)の夜に立てた予想レンジのため、予想上値がほぼ近いところまで来ているが、どんどん上がっていくような感じもしないのでこのままでいきたい。

イメージ的にはレンジ内で押し目買いをしつつ、135円を狙いに行く相場を想定。具体的には132円台もしくは133円割れ辺りを買って、134円台後半で利食いのスタンスで臨みたい。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。