資産運用の相談はどこにしたらいい? 資産運用の相談先を徹底比較
(画像=ZUUonline編集部)

資産運用の相談は、自分にあった相談先を選ぶことが大切です。

資産運用の相談先を「とりあえずメインバンクだから」または「近くて行きやすいから」といった理由で選んでいないでしょうか。実は、金融機関にはそれぞれ得手不得手があります。それらの違いを知り、自分が抱える不安を解消できる相談先を選びましょう。

自分にあった資産運用の相談先を選ぶためのポイントは?

資産運用相談先ポイント別比較表

【資産運用相談先の比較】

銀行証券会社FPIFA
商品の提案内容
(系列の商品が多い場合や、営業マンのノルマが重視される場合がある)

(系列の商品が多い場合や、営業マンのノルマが重視される場合がある)
×
(商品を売買することはできない)

(幅広い商品)
長期的なサポート
(転勤あり)

(転勤あり)
相談の気軽さ
(今まで取引がない人が相談をする場合は敷居が高い)

(今まで取引がない人が相談をする場合は敷居が高い)

資産運用相談先を選ぶポイント1:自分に合う提案をしてくれるか

幅広い商品の中から自分に合う提案をしてくれるかどうかは、資産運用の相談先を選ぶときに真っ先に考えたい項目です。

例えば、金融分野に広くグループ企業を持つ大手の銀行や証券会社の場合、系列会社の金融商品を主に取り扱っていることが多い傾向にあります。

このような金融機関では、系列企業の金融商品を勧められることが多く、必ずしも相談者に合う提案になるとは限りません。相談先がどのような金融商品を扱っているかは重視したいポイントです。

資産運用相談先を選ぶポイント2:同じ担当者から長期的なサポートを受けられそうか

一般の人の資産運用は長期的な視野で考えなければならないため、同じ担当者から長期的なサポートを受けられるかどうかも大切なポイントです。

大手の銀行や証券会社の場合、転勤や異動により担当者が変わることはよくあります。しっかりと引き継ぎはされているはずですが、それでも細かい内容は担当者が変わるたびに伝えなければなりません。そのうえ、信頼関係の構築も必要です。

担当者の意識にも差が生じる可能性があります。今後も長期的に関係が続く人と、2~3年の相談で関係が終わる人では、やはり前者の方により責任を感じるものです。

もちろん、担当者が合わないと感じるならば変更してもらうべきですが、信頼できる専門家に会えたときには、長期的にサポートを受けられる方がいいでしょう。

資産運用相談先を選ぶポイント3:気軽に相談に乗ってもらえるか

資産運用に詳しくない初心者でも、気軽に相談に乗ってもらえるかという点も相談先を選ぶときに考慮したいポイントです。

これまでに取引のある銀行や証券会社は身近な存在ですが、大手の銀行や証券会社などはある程度の資産がある人を対象としているイメージがあります。そのため、初めての相談先としては敷居が高いかもしれません。

一方、ファイナンシャル・プランナー(FP)や独立系ファイナンシャル・アドバイザー(IFA)は、一般の人にとってまだまだ知名度が低いため、資産の有無に関わらずさまざまな人の相談に対応しており、比較的多くの人に開かれている傾向です。

また、FPやIFAは長期的なサポートを前提としており、お互いの相性を確認するために初回の相談が無料のケースもあります。まずはこのような相談先を利用することを検討してみるといいでしょう。

資産運用の相談先を取扱商品で比較

資産運用相談先の取扱商品別比較表

資産運用相談先の取扱商品別比較

銀行証券会社FPIFA
債券
(国債のみ)

(表に出ていない商品もある)
個別銘柄
不動産×
プライベート
エクイティ
××
ヘッジファンド××
(海外ヘッジファンドを直接買う)
プライベートエクイティ

未公開株式を取得し、株式公開や第三者に売却をすることで、キャピタルゲインを獲得することを目的としたファンドのこと。

野村証券 証券用語解説

ヘッジファンド

ヘッジファンドとは、さまざまな取引手法を駆使して市場が上がっても下がっても利益を追求することを目的としたファンドです。

SMBC日興証券 用語集

資産運用相談先を選ぶポイントでも紹介しましたが、自分に合った提案を受けるには、取扱商品に自分が望む金融商品が含まれていなければいけません。

金融機関であればどこでもほとんどの金融商品が購入できると思っている人が多いかもしれませんが、実際には金融機関の種類ごとに売れるものと売れないものは決まっているのです。

例えば、銀行では代表的な投資商品である株式は購入できません。FPも金融商品を取り扱う資格がない場合は、相談には乗ってもらえますが金融商品は販売できません。

資産運用では特に、債券の取り扱いに注目してみましょう。債券は株式と同じ有価証券ですが、株式に比べ値動きの幅が少なく、ローリスク・ローリターンの商品です。債券は特に50代、60代の人が投資するのにおすすめの金融商品です。

中でも、外国債券は人気があります。外国資産の中では外国株式も人気ですが、外国株式が変動リスクと為替リスクの両方のリスクが生じるのに対し、外国債券は変動リスクがそれほど高くありません。したがって、為替リスクに集中して資産を運用してくことができるのです。

ただし、債券はネット証券などでは積極的に販売されていないので、購入するには証券会社の担当者、またはIFAを通す方がいいでしょう。特にIFAは表に出ていない銘柄を教えてくれることもあります。

資産運用の相談をする前にすべきこと

何に不安を持っているかを明確にする

資産運用の相談をしたいということは、現状に対して何か不安を持っているということです。まずはその不安を明確にしましょう。

なぜ資産運用の相談をしたいと思ったか、そのきっかけはなんだったのかを考えるといいかもしれません。きっかけや不安の原因には以下のような例が挙げられます。

  • 老後の資金が足りるか不安になった
  • 子どもを大学卒業まで育てられるか不安を感じた
  • 急に物価が上がって生活が不安になった
  • 銀行預金だけではお金が増えなくて不安
  • 円安が進むんじゃないかと心配

もちろん、不安の原因は複数あるかもしれません。まずはこれらを明確にすることが資産運用の第一歩です。

自分にあっている相談先を見つける

自分に合う相談先を見つけるためには、最初から候補を1つに絞り込まず、複数探しておくのがおすすめです。その際、銀行、証券会社、FP、IFAと異なるジャンルの相談先をピックアップしておくと、なおいいでしょう。

実際に話を聞いてみると、同じお金の専門家でも方針や勧めてくる商品が大きく異なることがわかります。その中から自分の不安を解消してくれそうな相談先を選びましょう。

相談者としての相性も重要です。話す内容がわかりにくいと感じたり高圧的に感じたりしたとき、投資初心者は自分の知識がないせいだと考えがちですが、そうではなく相談者との相性が悪いのかもしれません。親身になって相談ができない相談先は、遠慮せず候補から外しましょう。

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資産運用の相談をしたい方が、ZUU Advisorsに相談するメリット

資産運用の目的や目標を一緒に明確にする

ZUU Advisorsでは、実際に資産アドバイザーと話す前に、専任コンシェルジュという担当者と一緒に目的や目標を明確にできます。

資産運用ではまずその目的を明確することが大切ですが、実際はなんとなく現状に不安を感じているという人が少なくありません。実際にアドバイザーに相談する前に、客観的な視点を持つ第三者に資産状況とニーズを話して目標を明確化することで、その後スムーズに相談することができます。

最適な相談先を提案(合わなかった場合は複数)

コンシェルジュとの面談を元に、最適な資産アドバイザーを紹介します。

資産アドバイザーは金融機関に属していないIFA事業者やFP事業者です。あらかじめコンシェルジュに状況を伝えているので、それぞれの目的に合ったアドバイザーが厳選されています。もし、合わなかった場合でも複数のアドバイザーと面談を行いながら、最適なアドバイザーを選べます。

無料でサポートを受けられる

資産運用の相談でよくある質問

Q.なぜIFAへの相談は無料なのですか?

A.すべてのIFAは1つもしくは複数の証券会社と業務委託契約を結んでいます。そして、金融商品を販売すると、証券会社から報酬が支払われる仕組みです。つまり、金融商品を購入してもらえれば利益が出るため、無料で相談できます。

Q.IFAなどの資産アドバイザーから提案された内容に関してセカンドオピニオンが聞きたいです。どこに相談すればいいですか?

A.銀行や証券会社、FPなど、異なるジャンルの資産アドバイザーを選ぶといいでしょう。中でも独立系FPなら中立的な視点からの意見を聞けます。

Q.信頼できる資産アドバイザーか否か判断するためにどのようなことをヒアリングすればいいですか?

A.金融機関に属していないIFAやFPには、経歴(キャリア)や得意分野を聞いてみるといいでしょう。ただし、「信頼できる」という観点でいえば、人間性がより大切です。

特に投資初心者は知識の面での確認は難しいと思うので、話しをよく聞いてくれるか、すぐに商品を売ろうとしていないかといった対応の面に注目してください。

Q.なぜZUU Advisorsへの相談は無料なのですか?

A.ZUU Advisorsの資産アドバイザー紹介サービスは、IFA事業者やFP事業者からの広告料で運営されているため、無料で利用できます。

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松岡 紀史
松岡 紀史
この記事の執筆者

日本FP協会認定AFP。筑波大学大学院経営・政策科学研究科(現システム情報工学研究科)でファイナンスを学ぶ。元システムエンジニア。節約や貯金など地道な作業の大切さと、「投資だけ」「保険だけ」に偏ることのないバランスの取れた資産運用を広めるため、執筆・セミナー・個別相談などを行っている。ライツワードFP事務所代表。
■保有資格
プライマリーPB資格
AFP資格

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