アメリカのケンタッキー州で造られ、世界的に高い評価を受けているバーボンウイスキー「イーグル・レア」。

今回の記事では、歴史や種類、飲み方など「イーグル・レア」に関するさまざまな情報を徹底解説していきます。

まだ飲んだことのない人、いつも飲んでいるバーボンウイスキーとは違う銘柄を探している人は、ぜひ最後までご覧ください。

バーボンウイスキー「イーグル・レア」とは?

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(画像=「whiskeen」より引用)

「イーグル・レア」は、アメリカで最古の蒸留所といわれるバッファロートレース蒸留所で造られるバーボンウイスキーです。

非常に質が高いウイスキーで「International Whisky CompetitionやInternational Spirits Challenge」「San Francisco World Spirits Competition」など、世界的に有名なコンペティションで数多くの受賞歴を誇ります。

商品名やボトルデザインに用いられているイーグル(ハクトウワシ)はアメリカの国鳥で、味わいはレア(希少)の名に恥じない味わいです。

さらに深く「イーグル・レア」について知るために、歴史や蒸留所について詳しく解説していきます。

「イーグル・レア」の歴史

「イーグル・レア」の歴史は、シーグラム社が1975年に10年熟成の101プルーフ(アルコール度数50.5%)バーボンとして発売したところから始まります。

1989年になると、商標権をサゼラック社が買収。

当時はオールド プレンティス蒸留所(現フォアローゼズ蒸留所)で造られていましたが、現在ではバッファロートレース蒸留所のメインブランドとして、世界的な人気を得るようになりました。

「イーグル・レア」を造るバッファロートレース蒸留所について

「イーグル・レア」を造るバッファロートレース蒸留所では、数々の有名なバーボンが造られています。

バッファロートレース蒸留所が造るバーボンウイスキー
・バッファロートレース
・ブラントン
・ジョージ・T・スタッグ など

実はバッファロートレース蒸留所は時代とともに何度も名前が変わっているため、その変遷や歴史についても解説していきます。

1858年バッファロートレース蒸留所の前身であるリーズタウンの小さな蒸留所が開発される
1870年エドムンド・ヘインズ・テイラー・ジュニア大佐が、リーズタウンの蒸留所を買収、O.F.C(オールド・ファイヤー・カッパー)蒸留所と名付けられる
1878年ジョージ・T・スタッグがO.F.C蒸留所を買収
1904年O.F.C蒸留所はジョージ・T・スタッグ蒸留所と改名
1920年アメリカで禁酒法が施行され、多くの蒸留所はウイスキー製造において大打撃を受けるが、ジョージ・T・スタッグ蒸留所は薬用ウイスキーとして製造を許可された数少ない蒸留所の1つだったため、なんとかこの混乱の時代を乗り切る
1999年現在の蒸留所名であるバッファロートレース蒸留所に改名
2000年ウイスキー専門誌『Whisky ADVOCATE』におけるDistillery of the Year(その年における最高の蒸留所としての称号)を受賞

禁酒法が施行された厳しい時代を乗り越えたバッファロートレース蒸留所は「Honor Tradition,Embrace Change(伝統を尊重し、変化を受け入れる)」というポリシーのもと、試行錯誤を繰り返し、常に質の高いウイスキーを生み出し続けています。