東京エレクトロン株が5月以降、上げ足を速めています。同社は2024年3月期に4期ぶりの減収減益を見込むものの、市場の焦点は半導体市況の回復時期や25年3月期以降の業績先行きに移っています。
河合利樹社長は「年後半に(演算用の)ロジック、製造受託から回復する」と予測。今期は設備投資で前期から6割強上積みし1240億円を充てるほか、研究開発にも2000億円と過去最高額を投じる計画で、長期的には強気見通しを貫いています。
足元では洗浄装置で同社がシェアを高めるなど動きがあるほか、4年ぶりの自社株買いを決めたことも話題になりました。河合社長を招き、業界展望や中長期戦略を深掘りします。
東京エレクトロン社長 河合利樹氏 ―― トップに聞く(短縮版)
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