この記事は2025年2月25日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=akiland1982/stock.adobe.com)

2025年2月25日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

米国の景気の鈍化・減速がはっきりしてきたので、長期金利も下げ気味で米ドル/円に関しても上値が重くなると考えている。

一度148円台に突っ込んだ反動で、本日25日(火)150.30円付近までは戻しているが、基本は下方向で考えている。148.50円レベルが割れてくると、147.20円付近までははっきりとしたサポートがないので、下はその辺りまで突っ込む可能性があるのではないかというイメージを持っている。

ただし、IMMを見てもマーケットは円買いのポジションに切り替わっているので、以前のように円売りが非常に多く溜まっていてストップロスを巻き込んで大暴落という形では無く、145円台に行くには円金利が上がるかドル金利が下がるかしないと、下げにくいのではないかという気がしている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、147.20~151.50円。戦略としては引きつけて戻り売りをしたい。

今週はもみあいの中で147円台を狙いに行く動きをメインの流れに考えつつ、下げきらなかったら早めにショートはやめておく形で売り回転で臨みたい。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。