この記事は2023年8月22日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=bnenin/stock.adobe.com)

2023年8月22日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

マーケットのショートポジションが切れておらず、結構残っている状況のようだ。ただ、米ドル/円の147円手前は介入警戒感が強まり、ドルが売られやすくなるレベル。

本日22日(火)13時頃の時点では、145円台まで下がってはきているが、143円台後半や144円台はおそらく下値が堅い状態だろう。売り上がったショートが残っているので底堅く感じるし、チャート的に見ても上方向に見える。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは143.15~147.75円。戦略としては押し目買い。144円台が買えれば一番良いが、そこまで下がらないかもしれないので145円台前半でも問題ないだろう。利食いは147円の手前が望ましいので146.85円付近で。

米ドル/円の流れからすると、このまま上がってしまうと売るに売れないし、かといって買うにも高くて買えず、結局手を出せない状況になってしまいそうなので、一旦先に下げてくれたほうが買いやすい。そのため、押し目があったところはしっかり買って、146円台後半で利食いが望ましい。

また147円台に乗せた場合、売れる状況かどうかは今はまだわからないため、レベル感でショートを振るのはあまり好ましくない。よって、一旦利食いをした後はしばらく様子見をして、慎重にその後の流れを見極めたい。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。