この記事は2023年10月5日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Tajuddin/stock.adobe.com)

2023年10月5日(木)の午前10時時点に外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円は149円ちょうどを挟んで一進一退の展開となっている。

米長期金利の上昇一服や政府・日銀による円買い介入への警戒感で149円台半の上値は重い半面、日足一目均衡表の転換線が通る148円台後半ではテクニカル目線の押し目買いが入りやすく下値が堅い。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現在の展開に変化があるとすれば明日6日(金)の米9月雇用統計だろう。

なお、一昨日3日(火)の米8月JOLT求人件数は予想外に増加したが、昨日4日(水)の米9月ADP全国雇用者数は2年8カ月ぶりの低い伸びにとどまった。雇用情勢はFRBの金融政策を左右する重要ファクターだけに、明日6日(金)の米9月雇用統計にはいつも以上に注目が集まるだろう。

本日5日(木)の米ドル/円は「雇用統計待ち」で149円ちょうどを挟んだ値動きが続きそうだ。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。